会員2,300人超の学会で、認定医に合格しているのはたった193名です。
日本顕微鏡歯科学会(Japan Association of Microscopic Dentistry、通称JAMD)は2004年12月に設立された専門学会です。 手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を歯科臨床に普及させることを目的に活動しており、2026年4月時点での会員数は2,349名に達しています。 jads(https://www.jads.jp/committee/nintei/nintei_23.html)
一方、学会が公認する「認定医」の数は2025年5月時点で全国193名にとどまります。 つまり会員全体の約8%しか認定医資格を持っていない計算になります。これは意外な事実です。 hikari-dentalclinic(https://hikari-dentalclinic.jp/%E5%BD%93%E9%99%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E5%BE%B3%E5%B3%B6%E5%94%AF%E4%B8%80%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%A1%95%E5%BE%AE%E9%8F%A1%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%81%AE%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E5%8C%BB/)
認定医が少ない理由は、試験の難易度だけでなく、資格要件として一定期間の学会活動継続が義務付けられているためです。「顕微鏡を使っている歯科医師=認定医」ではないことを、まず押さえておく必要があります。
参考リンク(日本顕微鏡歯科学会 認定制度の公式概要):
日本顕微鏡歯科学会 公式:認定制度について
認定医を取得するには、複数の要件をすべて満たしたうえで申請・受験する必要があります。以下に主な条件を整理しました。
単位は学術大会への出席が主な取得手段です。 エントリーした後、本申請期間中に書類・動画・申請料をまとめて提出します。申請要件を満たしていない場合はフォーム自体に進めないため、事前に自分のマイページで単位状況を確認しておくことが重要です。 jamd.or(https://jamd.or.jp/certification/application)
ここで注意が必要です。エントリーは要件未達でも可能ですが、本申請段階で要件を満たしていないとエントリーが無効になります。 「とりあえずエントリーだけ」という行動をとりやすいですが、本申請に間に合わなければ1年待ちになります。これは時間的に痛いですね。 jamd.or(https://jamd.or.jp/certification/application)
参考リンク(認定申請の具体的な手続きフロー):
日本顕微鏡歯科学会 公式:認定申請各種手続き
認定試験は大きく「筆記試験」と「症例動画による諮問審査」の二本立てです。 筆記は顕微鏡歯科医学に関する知識を問う内容で、学会機関誌や研修資料をベースに対策を立てるのが基本です。 apollonia-dc(https://www.apollonia-dc.com/2019/06/27/3993/)
症例動画については、5分以内の治療映像を事前に作成して提出します。試験当日は試験官からその動画に関する口頭諮問があります。 動画の質・内容が合否に直結するため、準備に数か月かかることも珍しくありません。 apollonia-dc(https://www.apollonia-dc.com/2019/06/27/3993/)
学会では推薦人(認定指導医)による症例動画の事前指導相談を、試験の約4か月前から始めることを推奨しています。 つまり「試験の3か月前から準備」では間に合わない可能性があります。これが基本です。 jamd.or(https://jamd.or.jp/certification)
動画撮影には高精度なマイクロスコープ映像が必要なため、機器の性能や撮影環境も合否に影響します。自院の機器が動画撮影に対応しているか確認しておくと安心です。
| 試験区分 | 内容 | 対策のポイント |
|---|---|---|
| 筆記試験 | 顕微鏡歯科医学に関する知識問題 | 学会誌・研修資料の通読 |
| 症例動画諮問 | 5分以内の治療映像+口頭試問 | 認定指導医への4か月前からの相談 |
認定医資格は取得して終わりではありません。一定期間ごとに更新が義務付けられており、更新を怠ると資格を失います。更新の仕組みを把握しておくことが、長期的なキャリア管理に欠かせません。
更新申請は認定期限日の半年前から受け付けが始まります。 更新申請料は20,000円で、同じくクレジットカード払いのみです。更新に必要な単位を継続取得していない場合は申請フォームに進めないため、日常的に単位を積み上げておく習慣が重要です。 jamd.or(https://jamd.or.jp/certification/application)
継続コストを整理すると以下のようになります。
入会から認定取得・維持まで、数年間で数十万円規模のコストになることも珍しくありません。意外ですね。ただし、認定医を持つことで患者からの信頼度が上がり、集患につながるメリットもあります。認定医193名という希少性は、患者向けのアピールポイントとして十分機能します。 hikari-dentalclinic(https://hikari-dentalclinic.jp/%E5%BD%93%E9%99%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E5%BE%B3%E5%B3%B6%E5%94%AF%E4%B8%80%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%A1%95%E5%BE%AE%E9%8F%A1%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%81%AE%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E5%8C%BB/)
認定医を取得した歯科医師が実感する変化として、見落とされがちな側面があります。それは「患者への説明力」です。試験準備の過程で症例動画を繰り返し見直し、指導医に指摘を受けることで、治療の根拠を言語化する訓練が積み重なります。
マイクロスコープで見えている世界を患者に伝えるには、映像だけでなく「なぜこの処置が必要か」を論理的に説明できる力が必要です。これは認定試験の諮問審査で自然と鍛えられるスキルです。
顕微鏡歯科を導入しているクリニックが増えている今、単なる機器導入との差別化として「認定医であること」を患者向けに打ち出す戦略が有効になっています。全国193名という数字は、自院のウェブサイトや院内掲示に使える強力な数字です。 結論は、認定取得のプロセスが診療の質と説明力を同時に高めるということです。 hikari-dentalclinic(https://hikari-dentalclinic.jp/%E5%BD%93%E9%99%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E5%BE%B3%E5%B3%B6%E5%94%AF%E4%B8%80%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%A1%95%E5%BE%AE%E9%8F%A1%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%81%AE%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E5%8C%BB/)
認定医の取得を検討している方は、まず日本顕微鏡歯科学会への入会(年会費13,000円+入会金5,000円)と単位取得の開始が最初のステップになります。 エントリー期間や試験日程は学会公式サイトで毎年更新されるため、定期的に確認しておきましょう。 jamd.or(https://jamd.or.jp/faq)
参考リンク(日本顕微鏡歯科学会の概要・入会案内):
日本顕微鏡歯科学会 公式:学会について
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