代用品を使うと、定着不良で月に数枚の再撮影が発生し、チェアタイムの損失が年間数万円規模になることがあります。
代用品として「水洗いだけで済ませる」「停止液を使う」といった現場判断が生じることがあります。しかし水洗いや停止液は現像液を中和するだけで、フィルム上の未反応ハロゲン化銀を除去できません。 結果的に画像が安定せず、後から判読不能になるリスクが生じます。 lomography(https://www.lomography.jp/school/fa-rlmar4lm)
| 運用方式 | 代表的な定着液 | 規格の目安 | 価格目安 | 代用時の主なリスク |
|---|---|---|---|---|
| インスタント現像(2液式) | 注射器用2液式処理液(阪神技術研究所) | 定着1本セット | 約1,720円 | 現像液と混用で像のムラ |
| 手動処理 | ハイレンフィックス(富士フイルムメディカル) | 5L用×1入 | 約5,480円 | 撹拌・温度不足で定着不良 |
| 自動現像機(専用) | 定着剤 F(富士フイルムメディカル) | 4L用×4入 | 約15,810円 | 濃度ズレで画像が薄くなる |
| 自動現像機(汎用) | 汎用現像定着液(阪神技術研究所) | 1L×6 | 約4,600円 | 機種設定との不一致 |
「今すぐ定着液がない」という緊急事態でも、代用品に頼る前にできることがあります。正しい順序で対処すれば、フィルムを無駄にせず画像品質も守れます。
まず確認するのは「処理済みのフィルムが既にある場合」か「これから処理しなければならない場合」かの切り分けです。処理前のフィルムについては、遮光した状態で保管し、定着液の調達を優先します。急いで代用品で処理すると取り返しがつかない状態になります。厳しいですね。
「まだ使えそうだから」と判断して古い定着液を使い続けることも、代用と同じリスクをはらんでいます。定着液の消耗度を測る方法として、「クリアタイムテスト」が有効です。 silversalt(http://www.silversalt.jp/index.php?main_page=page&id=4&language=ja)
方法はシンプルです。未現像フィルムの切れ端を定着液に浸し、透明になるまでの時間を計ります。これを「クリアタイム」として記録しておきます。 その後、使い続けながら定期的に同じテストを行い、最初のクリアタイムの2倍になったら交換のサインです。 silversalt(http://www.silversalt.jp/index.php?main_page=page&id=4&language=ja)
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平粒子(T-Grain)フィルム(イルフォードDelta、コダックTmaxなど)はクリアタイムの3倍の定着時間が必要で、標準フィルムより消耗が激しいと言われています。 歯科用デンタルフィルムも種類によって適切な処理時間が変わるため、フィルム仕様書の確認が必要です。意外ですね。 silversalt(http://www.silversalt.jp/index.php?main_page=page&id=4&language=ja)
参考:定着液の消耗度テストの詳細手順(Silversalt)
http://www.silversalt.jp/index.php?main_page=page&id=4&language=ja
参考:歯科器材の現像・定着液の詳細比較と廃液管理(1Dモール)