防塵マスク規格 厚生 労働省 規格 使用 選択

防塵マスク規格 厚生 労働省を軸に、リフォーム現場で見落としやすい選び方、例外、使い方、法令の勘違いまで整理します。知らないまま買うと損しませんか?

防塵マスク規格 厚生 労働省

あなた、タオル1枚で防護性能を落とします。


3ポイント要約
😷
規格は見た目では判断できません

厚生労働省の防じんマスク規格は、DS・DL・RS・RLの区分や型式検定合格標章で確認するのが基本です。

⚠️
家庭用マスクでは代用できない場面があります

溶接ヒュームや高リスク粉じんでは、DS2・RL2以上など具体的な性能区分が必要になる作業があります。

🛠️
選び方より装着ミスが怖いです

ひげ、前髪、タオル当て、耳かけ固定などは密着性を下げるため、せっかくの規格品でも効果が落ちます。


防塵マスク規格 厚生 労働省の基本と種類



リフォームに興味がある人ほど、ホームセンターで「粉じん用」と書かれたマスクを見て安心しがちです。ですが、厚生労働省の規格では、防じんマスクは取替え式と使い捨て式に分かれ、さらにRS1〜RS3、RL1〜RL3、DS1〜DS3、DL1〜DL3という性能区分で整理されています。つまり見た目より規格です。


参考)日本法令索引


ここで大事なのは、S系とL系で試験粒子が違う点です。S系は塩化ナトリウム、L系はフタル酸ジオクチルを使った試験で、いずれも1級は80.0%以上、2級は95.0%以上、3級は99.9%以上の粒子捕集効率が必要です。数字で見ると差は大きいです。



さらに、使い捨て式には使用限度時間の表示が必要で、譲渡や貸与時には使用範囲、使用上の注意、吸気抵抗上昇値、漏れ率などを記した印刷物の添付も求められます。店頭で箱だけ見て買うと、この情報を読み飛ばしやすいです。確認が基本です。



規格の原文では、面体が型くずれしないこと、漏れ率やぬれ抵抗値が著しく大きくないことまで求められています。つまり、単にフィルターが付いていればよいわけではありません。規格品だけ覚えておけばOKです。



防じんマスクの種類や区分の原文を確認したい場合はここです。規格の条文、区分、捕集効率、吸気抵抗の数値がまとまっています。
厚生労働省 防じんマスクの規格


防塵マスク規格 厚生 労働省で見る選び方と等級

リフォームでは、解体粉じん、石こうボード粉、断熱材、古い塗膜、金属切断時の微粒子など、粉じんの性質が同じではありません。厚生労働省の通知では、粉じんの種類、作業内容、オイルミスト等の混在有無に応じて性能区分を選ぶよう示しています。用途別に選ぶということですね。


参考)【ASKUL】防塵マスクの選び方|作業者の健康を守る着用方法…


意外なのは、「高濃度ばく露のおそれがあるときは、できるだけ粒子捕集効率が高く、排気弁の動的漏れ率が低いものを選ぶこと」とまで書かれている点です。つまり、最低限の等級を満たせば十分とは限りません。上の等級が有利です。



たとえば金属のヒューム、溶接ヒュームを含む作業では、オイルミスト等が混在しない場合でもRS2、RS3、DS2、DS3、RL2、RL3、DL2、DL3が対象です。屋外アーク溶接でも防じんマスクの使用が必要と案内され、DS2・RL2以上でなければならないと労働局資料で明示されています。普通の風邪用マスクは使えません。


参考)https://jsite.mhlw.go.jp/ishikawa-roudoukyoku/content/contents/000597631.pdf


逆に、上記以外の一般的な粉じん作業ではRS1やDS1なども候補になりますが、オイルミストが混在するとL系に絞られる場面があります。ここを知らずにS系を選ぶと、買い直しや現場停止のロスにつながります。選定ミスは痛いですね。



マスク選択の行政通知を確認したい場合はここです。作業別の性能区分表や、選択時の考え方が読めます。
厚生労働省 防じんマスクの選択、使用等について


防塵マスク規格 厚生 労働省で見落とす使用NG

読者の常識では「規格品を買えば安全」と思いがちですが、厚生労働省の通知はそこをはっきり否定しています。粒子捕集効率が高くても、顔面と面体の密着が悪いと吸入防止効果は低下すると明記されています。ここが盲点です。



特に驚くのが、タオル等を当てた上から防じんマスクを使うこと、接顔メリヤス等を使うこと、ひげ・もみあげ・前髪が接顔部に入り込む状態で使うことを、漏れ込みのおそれがある着用例として禁止している点です。つまり、肌当たりを良くする工夫が逆効果になることがあります。タオル当てはダメです。



しかも、しめひもは耳にかけず、後頭部で固定させるよう指示されています。耳かけのほうが楽でも、現場用としては密着の考え方が違います。楽さ優先は危険です。



使用前には、その都度、吸気弁や排気弁の破損、ろ過材の穴、異臭の有無、予備のろ過材の準備まで点検させることとも書かれています。リフォームのDIYでも、切断作業が続く日ほど、見た目より点検を優先したほうが健康面で得です。点検が条件です。



防塵マスク規格 厚生 労働省と例外・適用除外

「厚生労働省の規格だから、全部この表どおり」と思うかもしれません。ところが規格には適用除外があり、特殊な材料、構造、性能の防じんマスクや特殊な場所で用いられるものについては、厚生労働省労働基準局長が同等以上の効力があると認めた場合、第一条から第六条までの関係規定を適用しないと定めています。例外はあるということですね。



ここは一般消費者には分かりにくいですが、逆に言えば「特殊だから高性能そう」という印象だけで判断してはいけません。条文上の例外は、勝手な自己判断ではなく、行政が同等以上と認めた場合に限られます。自己流は危険です。



また、平成12年改正後も、旧規格に基づく型式検定合格証の有効期間5年が満了する日までに製造されたものは、新規格合格品とみなす扱いがあったと通知で説明されています。古い在庫がすべて即違法になるわけではなかった、というのも意外な点です。経過措置だけは例外です。



ただし、現場で今から買う人にとって重要なのは、古い経過措置品を探すことではありません。型式検定合格標章があり、同一の合格番号の適切な組み合わせで使うことが有効だと通知は強調しています。合格標章に注意すれば大丈夫です。



防塵マスク規格 厚生 労働省をリフォーム目線で使うコツ

リフォーム現場やDIYで一番起こりやすい失敗は、「短時間だから大丈夫」「屋外だから軽いマスクでいい」という判断です。ですが、厚生労働省の通知では、防じんマスクは酸素濃度18%未満の場所では使用してはならず、有害ガスが存在する場所でも使ってはならないとされています。防じんマスクには限界があります。



つまり、古い住宅の一部解体や密閉気味の床下、溶剤臭が強い場面では、防じんマスクを付けていても安心とは言えません。粉じん対策なのか、ガス対策なのか、酸欠対策なのかを分けて考える必要があります。用途の切り分けが原則です。



実務では、粉じんリスクのある場面で迷ったら、まず「型式検定合格標章を確認する」、次に「作業に必要な等級を確認する」、最後に「顔との密着をその場で確認する」の3つで十分です。リスクを減らす狙いなら、保護具の説明書をスマホで撮って現場前に見返す、という行動が候補になります。これは使えそうです。



加えて、ろ過材は圧搾空気で吹き飛ばしたり、強くたたいたりしてはいけないとされています。有害性の高い粉じん、たとえばひ素やクロム等に使ったろ過材は1回使用ごとに廃棄とされるため、節約しすぎると健康コストのほうが高くつきます。結論は再使用条件の確認です。

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