あなたのサーキュレーター併用が、実は月1000円以上の損になっていることがあります。
一方、リフォームによって部屋の広さや天井高が変わると、数字の意味合いも変わってきます。 例えば、旧住宅では天井高2.4mだったリビングを、リフォームで2.7mにした場合、単純に空間体積が約12.5%増え、空気の循環距離も伸びます。これは、東京ドームの1/10000くらいの体積増加に過ぎないものの、家庭レベルではエアコンの風が届きにくいゾーンが増えるという意味合いがあります。つまり空間構成によって、省エネのための「サーキュレーターの仕事量」が変わるということですね。
参考)https://www.irisohyama.co.jp/plusoneday/electronics/199
サーキュレーター併用の電気代が「得」になるか「損」になるかは、置き場所と風向きの設計にかなり左右されます。 リフォームで壁の位置や開口部が変わると、以前の感覚で床の隅に置いてしまいがちですが、それでは空気の循環が効率的に行われず、エアコン側の負荷が実はあまり減っていないケースが多いのです。 暖房時には、エアコンの吹き出し口近くから天井方向に向けて風を当て、部屋全体の上部の暖気を混ぜて足元に落とすようなイメージで配置するのが基本的な考え方だとされています。 暖房なら問題ありません。
参考)https://www.irisohyama.co.jp/plusoneday/electronics/256
リフォームで床暖房や他の暖房設備を追加した場合も、サーキュレーターの役割は変わります。 床暖房とエアコン暖房を併用するケースでは、床からの輻射熱を部屋全体に均一に広げるために、天井方向ではなく壁沿いに水平気味に風を送る方が快適になる場合があります。 このとき、足元の温度ムラが減ることでエアコンの設定温度を22℃から21℃に下げられたという例もあり、約10%の省エネに相当します。 つまり設備構成ごとに「置き方の設計」をやり直す必要がある、ということですね。
また、リフォームによって部屋のつながり方が変わり、LDKや吹き抜けを作った場合には、サーキュレーターの台数や配置を見直す必要があります。 1台で足りていたものが、実は2台運用の方がエアコンの負荷を大きく減らせる場合もあり、結果として総電気代が下がることもあります。 例えば、エアコン2台をそれぞれ月9000円ずつ運転している状態から、サーキュレーター2台併用で各台の消費電力を10%削減できれば、合計で月1800円の節約です。 このときサーキュレーター2台の電気代が月約450円だとしても、差し引きで月1350円、年間1万6200円のプラスになる計算です。 つまり台数増でも節電につながる場合があるということですね。
さらに、リフォームで断熱性を上げた場合には、「エアコンオフ後の余熱・余冷」をサーキュレーターだけで活かす運転も有効です。 冷房をオフにした直後は、壁や家具にまだ冷気が残っているため、サーキュレーターで部屋全体の空気を回してあげることで、15~30分程度は体感温度を維持しやすくなります。 逆に暖房では、床や壁の暖かさが残っている時間帯にサーキュレーターを弱風で回すことで、エアコンを完全に止めていても、「もう少しだけ暖かさを持たせる」という使い方ができます。 つまり「余熱・余冷を運ぶ役目」としてサーキュレーターを位置づけるのが独自の視点です。
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