避雷器とは簡単に仕組みと避雷針との違い・役割を解説

リフォームで電気設備を見直すなら避雷器の基礎知識は必須です。避雷針との違いや設置のメリットを知らないままで本当に大丈夫でしょうか?

避雷器とは簡単に

避雷針があっても、あなたの家電は雷から守れません。


避雷器とは簡単に3つのポイント
避雷器の基本的な役割

避雷器は雷サージという瞬間的な異常電圧を大地に逃がし、電気・電子機器の故障を防ぐ機器です。

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避雷針との根本的な違い

避雷針は建物への直撃雷を受け止めるためのもの、避雷器は配線を通じて侵入する電圧から機器を守るためのものです。

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リフォーム時に検討する価値

分電盤へのSPD設置は数万円程度から可能で、家電の落雷被害リスクを大きく減らせます。


避雷器とはどんな仕組みで簡単に働くもの?



避雷器は、普段はほとんど電気を通さない状態を保っています。


雷が発生すると回路に瞬間的な高電圧、いわゆる雷サージが流れ込みます。


この電圧が一定の基準を超えた瞬間、避雷器の内部素子が一気に低抵抗の状態に切り替わります。


たとえるなら、普段は閉じている非常口が、危険を感じた瞬間だけ自動で開くようなイメージです。


そして異常な電流を接地線経由で大地へ逃がし、電圧が収まると再びもとの高抵抗の状態に戻ります。


つまり普段は目立たず、いざという瞬間だけ働く安全装置ということですね。


この仕組みのおかげで、テレビやエアコンの室外機、給湯器のリモコン基板といった精密機器が保護されます。


家電量販店の延長保証だけに頼るより、入口で電圧そのものを抑える方が根本的な対策になります。


避雷針と避雷器の違いを簡単に比較

避雷針は屋根の上にあり、雷を受け止めて直接大地へ流す設備です。


一方、避雷器は電線や通信線を通って建物内部に侵入してくる誘導雷や逆流雷を防ぐための機器です【wako-den.jp】。


つまり避雷針は「直撃雷対策」、避雷器は「侵入雷対策」という役割分担になっています。


避雷針だけを設置しても、離れた場所への落雷が原因で電線を伝った過電圧が家電を壊すケースは防げません。


これが「避雷針さえあれば雷対策は万全」という思い込みが崩れる理由です。


実際、直撃雷よりも誘導雷による被害件数のほうが多いという指摘もあります。


戸建てのリフォームで屋根工事をする際、避雷針の有無だけを確認して満足してしまう人は少なくありません。


しかし分電盤や通信回線側の対策まで含めて検討しないと、片手落ちになりやすいので注意が必要です。


項目 避雷針 避雷器(SPD)
主な役割 直撃雷を受け止める 侵入した過電圧を逃がす
設置場所 屋根・建物最上部 分電盤・配線の途中
守る対象 建物の構造体 家電・電子機器


避雷器の設置場所と気になる費用相場

避雷器は主に分電盤の内部や、電力の引込口付近に取り付けられます。


住宅用のSPD本体だけなら、数千円から1万円台の製品も存在します【otowadenki.co.jp】。


ただし電気工事士による設置作業費を含めると、合計で2万円から5万円程度が目安になることが多いです。


分電盤全体を交換するタイミングで一緒に依頼すれば、工事費用を抑えやすくなります。


工期は半日程度で終わることが基本です。


リフォームで分電盤や電気配線を触る予定があるなら、このタイミングで相談するのが効率的です。


火災保険や家財保険のなかには、落雷による家電の損害を補償する特約が含まれている場合もあります。


ただし補償対象や上限額は保険会社ごとに異なるため、契約内容を一度確認しておくと安心です。


意外と知らない避雷器(SPD)の見落としがちなリスク

避雷器には寿命があり、雷サージを何度も受けるうちに保護性能が徐々に低下していきます。


「一度設置したら永久に安心」というイメージを持つ人もいますが、これは正確ではありません。


一般的に10年前後を目安に点検や交換が推奨されるケースが多いようです【electric-facilities.jp】。


劣化した避雷器は外見では判断しにくいのが厄介なところです。


見た目では問題なくても、内部の素子が機能を失っていることがあります。


そのため電気設備の定期点検を依頼する業者に、避雷器の状態も合わせて確認してもらうと良いでしょう。


賃貸物件やマンションの場合、共用部分の避雷設備は管理組合や大家側の管理範囲になることも多いです。


自宅の避雷器がどちらの管理区分にあるのか、一度確認しておくと万一のときに慌てずに済みます。


リフォームで避雷器導入時に考えたい保護対象の広げ方

太陽光発電システムやオール電化住宅では、避雷器の重要性がさらに高まります。


パワーコンディショナーや蓄電池は精密な半導体部品の塊で、過電圧に弱い性質を持っています。


太陽光パネル一式は高額な設備投資になるため、雷サージで故障すると修理費用も大きくなりがちです。


このリスクを踏まえ、太陽光やIoT家電を導入するリフォームでは分電盤用と太陽光システム用の二段構えでSPDを設置する事例も増えています。


設置箇所を増やすほど保護レベルは上がりますが、その分費用も比例して増える点は覚えておきたいところです。


リフォーム業者に見積もりを依頼する際は、避雷器の設置箇所と個数を項目ごとに明記してもらうと、後々の比較検討がしやすくなります。


SPD(避雷器)の動作原理と保護レベルの目安について、メーカー公式のQ&Aで詳しく解説されています

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