古い壁紙を剥がす前に糊を塗ると、仕上がりがプロ並みに変わります。
壁紙のDIYを始める前に、必要な道具を揃えることが大切です。道具が不足していると、作業の途中で止まってしまうことがあります。最初にリストを確認しましょう。
必要な道具は主に以下のとおりです。
費用の目安は、6畳の部屋1室で材料費が約8,000〜15,000円ほどです。壁紙は1㎡あたり200〜600円が相場で、道具一式を初めて揃える場合は5,000〜8,000円ほど追加になります。
業者に依頼すると6畳で6〜12万円かかることもあるため、自分で行えばコストを約80%削減できる計算になります。これは使えそうです。
なでバケとジョイントローラーは、100円ショップでは代用しにくい専門道具です。ホームセンターや壁紙専門店で購入しておくと、仕上がりに大きな差が出ます。
下処理が甘いと、新しい壁紙が数カ月で浮いてきます。下地処理が基本です。
古い壁紙を剥がすときは、まず「糊を水で薄めてスポンジで塗る」ことを試してみましょう。水分を含ませることで壁紙が柔らかくなり、破れずにきれいに剥がせます。乾燥したままの状態で無理に引っ張ると、下地のボードごと破損することがあります。
剥がし終わったら、壁面の状態を確認してください。
パテ処理の際は、100円ショップのパテは乾燥後に痩せやすいため、壁補修専用パテ(ヤヨイ化学などのメーカー品)を使うのがおすすめです。乾燥後はサンドペーパー(180〜240番)で平滑に仕上げます。
つまり、下処理で7割の仕上がりが決まります。
ヤヨイ化学の壁紙・パテ製品ページ(下地処理材の選び方の参考に)
壁紙の貼り付けで最初に押さえるべきポイントは「垂直の基準線を引くこと」です。
部屋の角から貼り始めると、壁が微妙に歪んでいる場合に全体がズレていきます。水平器または下げ振りを使って、部屋の中央または目立つ壁の端に垂直線を鉛筆で引いてから貼り始めましょう。これが条件です。
糊の塗り方は2種類あります。
糊はたっぷり塗ることと、塗ったあとに5〜10分「オープンタイム(置き時間)」をとることが大切です。糊が壁紙に馴染むことで、貼り付けたときに伸縮しにくくなります。
継ぎ目の合わせ方は「ジョイントカット」が最も綺麗に仕上がります。2枚の壁紙を1〜2cm重ねて貼り、重なった部分をカッターで一直線にカットしてから両方の端を剥がして貼り直す方法です。隙間も重なりもない、プロのような仕上がりになります。
なでバケは中央から外側へ放射状に動かして空気を押し出してください。端の処理はカッターを当てながら定規で押さえ、余分な部分を切り落とします。
初心者が最も多く失敗するのは「気泡が残ること」と「継ぎ目の浮き」です。厳しいところですね。
気泡が残る原因の多くは、なでバケの動かし方が不十分なことか、オープンタイム不足です。貼り付け直後は多少の気泡があっても、乾燥するにつれて自然に消えることもあります。ただし、直径2cm以上の気泡は乾燥後も残るため、貼り直しが必要です。
継ぎ目の浮きは、ジョイントローラーの圧着が足りない場合に起きます。
柄物の壁紙を使う場合は、1枚ごとに柄を合わせる「リピートマッチング」が必要です。50cmリピートの壁紙を6畳間で使うと、カットロスが通常より約15〜20%増えるため、購入量を多めに見積もることが必要です。
カッターの切れ味が悪くなると仕上がりに直結します。10〜15カットごとに刃を折って新しい刃先を出す習慣をつけましょう。替え刃は多めに用意が必須です。
賃貸住宅で壁紙を張り替える場合は、原状回復義務の確認が先決です。どういうことでしょうか?
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、壁紙の張り替えは原則として借主の「通常損耗」に含まれず、無断で張り替えた場合は退去時に原状回復費用を全額請求されるリスクがあります。費用の相場は1部屋あたり3〜8万円です。
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(賃貸での壁紙DIY前に必読)
賃貸でも原状回復対応できる方法があります。
はがせる壁紙は通常の壁紙より1㎡あたり100〜200円高くなりますが、退去時のトラブルリスクを考えれば十分にメリットがあります。これは使えそうです。
持ち家の場合でも、築古の家では古い壁紙に「アスベスト含有ビニルクロス」が使われているケースがごくまれにあります。1975年以前に建てられた住宅で、ざらざらとしたテクスチャーの古い壁紙には注意が必要です。不安な場合は専門業者に診断を依頼しましょう。
壁紙の素材選びは、見た目だけでなく施工のしやすさに直結します。素材選びが条件です。
国内で最も流通しているのはビニルクロスで、全住宅の約90%に使われています。耐水性・耐汚性が高く、DIYでの扱いも比較的容易です。初めて壁紙を張り替える場合は、ビニルクロスから始めるのが無難です。
一方で、近年人気が高まっているのが「織物クロス(布クロス)」と「珪藻土クロス」です。
壁紙の厚みも重要です。薄い壁紙(0.3mm以下)は下地の凹凸を拾いやすく、下処理が不十分だとすぐに不陸が目立ちます。厚みのある「石目調」や「塗り壁調」の壁紙は下地の影響を受けにくく、DIYに向いています。
壁紙を選ぶ際はサンゲツ・リリカラ・シンコールなどのメーカーが発行するサンプル帳を取り寄せることをおすすめします。ホームセンターの既製品より色柄が豊富で、品番から施工情報も確認できます。
つまり、素材の特性を知ってから選ぶことが大切です。DIY初心者には厚みがあり施工しやすいビニルクロスの石目調・塗り壁調がベストな選択です。
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