モルタルを薄く塗るとブロック塀は倒壊します
コンクリートブロックを積む際は、まず基礎となるブロックベースをしっかり作ることが出発点です。基礎コンクリートが硬化したら、その上にモルタルを置いてブロックを載せていきます。 arinkono-niwa(https://www.arinkono-niwa.com/concrete-block/)
ブロックを積む基本的な流れは、下段のブロックの上にモルタルを鏝(こて)で置き並べる→ブロックをそっと載せる→水平器で水平を確認しながらハンマーで叩いて調整するという3ステップです。この時、ブロックの幅(厚み)に合わせてモルタルを置き、鏝を引くようにスライドさせるときれいに置きやすくなります。 ground-f(https://www.ground-f.com/wp17/archives/10192)
水平調整では、隣のブロックや下のブロックに面を合わせるように置くと美しく仕上がります。水平器をブロックの上に置き、左右前後の水平を確認しながら少しずつハンマーで叩いていきますが、この時ハンマーを持っていない方の手でブロックを軽く押さえて支えるとズレにくくなります。 arinkono-niwa(https://www.arinkono-niwa.com/concrete-block/)
基本はこれだけです。
ただし、仕上がりの精度を高めるには水糸という基準線を張っておき、それに合わせてブロックの位置を決めることが推奨されます。隙間ができないようにするには、隣のブロックとは反対側を先に叩き、最後に隣側を叩くと隙間なく積めます。 arinkono-niwa(https://www.arinkono-niwa.com/concrete-block/)
施工後は、必要のない穴にモルタル詰めを行い、目地を切って掃除すれば完成です。 arinkono-niwa(https://www.arinkono-niwa.com/concrete-block/)
ブロック積みに使用するモルタルは、セメント・砂・水を混ぜたもので、ブロック同士を接着する重要な役割を果たします。一般的な配合比率はセメント1:砂3ですが、ブロック積みやレンガ積みなど接着力が必要な場合は、セメント1:砂2~2.5の割合でセメント量を増やします。 dcm-hc.co(https://www.dcm-hc.co.jp/howto/guide/g_diy/20200513143637.html)
つまり接着専用の配合です。
水の量は季節や天候、砂の湿り具合によって変化するため、職人は経験と勘でその都度調整していますが、目安としては耳たぶくらいの硬さになるまで少しずつ水を加えて練ります。水分が多すぎると強度が落ち、少なすぎると作業性が悪くなるため、適切な硬さに仕上げることが大切です。 ground-f(https://www.ground-f.com/wp17/archives/10192)
モルタルの練り方は、バケツや合板の上にセメントと砂を入れ、スコップで均一に混ぜ合わせてから水を加えていきます。先に乾いた状態でセメントと砂をよく混ぜ、その後に水を少しずつ差していくと失敗が少なくなります。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=XQumZOq7QxU)
モルタルを練る際は、一度に大量に作らず、作業できる量だけを作るのが無駄を減らすコツです。硬化が始まると使えなくなるため、気温が高い日は特に注意が必要です。
DCMホームセンターのモルタル調合ガイドでは、用途別の詳しい配合比率が紹介されています。 dcm-hc.co(https://www.dcm-hc.co.jp/howto/guide/g_diy/20200513143637.html)
ブロック塀の倒壊を防ぐには、基礎工事と鉄筋配置が最も重要です。2018年の大阪北部地震で小学校のブロック塀が倒壊し死亡事故が発生しましたが、原因の一つが鉄筋の長さ不足という施工不良でした。調査では、46本の鉄筋のうち33本が長さ不足で抜け、13本が腐食して破断していたことが判明しています。 mokutaikyo(https://www.mokutaikyo.com/information/37/)
これは致命的です。
基礎の根入れ深さは、地面の高さから基礎の底面までの深さを指し、最低でも35cm以上確保しなければなりません。基礎の先端部分は地面より5cm以上立ち上げる必要があるため、根入れ深さと合わせて約40cmの深さが必要になります。ブロック塀の高さが高くなるほど、根入れ深さも深くする必要があり、塀の高さと基礎形状によって必要な深さが変わります。 negamikentiku.co(https://negamikentiku.co.jp/1596.html)
鉄筋の配置については、建築基準法で明確な基準が定められています。鉄筋径9mm以上を使用し、縦筋・横筋ともに80cm以下の間隔で配置することが義務付けられています。ただし、より安全性を高めるため、多くの専門業者は40cm間隔で鉄筋を配置することを徹底しています。 city.omaezaki.shizuoka(https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/material/files/group/17/9newburokku.pdf)
鉄筋はブロックの穴を貫通させ、その穴にモルタルを充填することでブロックと鉄筋が一体化し、強度が大幅に向上します。横筋の末端はかぎ状に折り曲げて縦筋にかぎがけし、壁頂・基礎・壁の端部・隅角部には必ず配筋します。 garden.ne(https://www.garden.ne.jp/index.php?action=public_static&path=showcase-explanation%2Fconcrete_block.html)
基礎工事をしっかり行わない、鉄筋を適切に入れない、セメント量を減らすといった手抜き工事は、短期間で劣化し倒壊の危険を高めます。地中に埋まってしまうため見抜くことは難しいですが、数年後に耐久性やひび割れで明確な違いが出てきます。 ohyama-inc(https://www.ohyama-inc.jp/blog/category3/154265)
一般社団法人全国建築コンクリートブロック工業会のガイドブックでは、安全なブロック塀の基準が詳しく解説されています。 jcba-jp(https://www.jcba-jp.com/useful/images/architecture_pdf_full.pdf)
水平器は、気泡管の中にある気泡の位置を確認し、対象物の傾きを測定する道具です。気泡が中央の2本の線の間に正確に収まれば水平であると判断します。ブロック積みでは、この水平器を使って左右前後の傾きを確認しながら、ハンマーで少しずつ叩いて調整していきます。 niwart(https://niwart.com/blog/%E5%A4%96%E6%A7%8Bdiy%E3%81%A7%E5%BF%85%E9%A0%88%E3%81%AE%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E5%99%A8%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9%E3%81%A8%E6%AD%A3%E7%A2%BA%E3%81%AA%E6%96%BD%E5%B7%A5%E3%82%92%E5%AE%9F/)
水平が命です。
測定の精度を高めるためには、測定面の汚れや砂利を丁寧に取り除く作業が欠かせません。また、水平器を置く向きを180度反転させて再度測定し、数値にズレがないか確認する習慣をつけると、より正確な施工が可能になります。 niwart(https://niwart.com/blog/%E5%A4%96%E6%A7%8Bdiy%E3%81%A7%E5%BF%85%E9%A0%88%E3%81%AE%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E5%99%A8%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9%E3%81%A8%E6%AD%A3%E7%A2%BA%E3%81%AA%E6%96%BD%E5%B7%A5%E3%82%92%E5%AE%9F/)
ブロック積みでの実際の使い方としては、まず端に1つ目のブロックを置いて水平器できちんと水平にし、ハンマーで叩いて微調整します。次に反対の端にもう1つブロックを置き、同様に水平を出します。この2つの端のブロック間に水糸を張れば、その間のブロックはこの糸を基準に積んでいけるため、全体が水平に仕上がります。 question.realestate.yahoo.co(https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1413352409/)
注意点が1つあります。
コンクリートブロックは実は台形の形をしているため、垂直に立ち上げるブロックに対して単純に水平器を横向きに置いても正確な測定になりません。正しくは、ブロックが垂直に座っているかを確認した後、その誤差を加味した上で水平器を使用する必要があります。 ameblo(https://ameblo.jp/uhggy/entry-12460164621.html)
長い板や棒を準備して、その上に水平器を置く方法も有効です。板が届く範囲で端部方向に仮置きし、板の上に水平器を載せれば、広い範囲の水平を一度に確認できます。 question.realestate.yahoo.co(https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1318201703/)
外構DIY用の水平器は、ホームセンターで長さ30cm前後のものが手頃な価格で入手できます。精度の高い施工を実現するには、水平器は必須の道具と言えます。 question.realestate.yahoo.co(https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1318201703/)
ブロック塀の強度を決定づけるのは、実はブロックの穴へのモルタル充填です。ブロック同士の接着だけでなく、ブロック内部の空洞にモルタルをしっかり充填することで、鉄筋とブロックが一体化し、十分な強度が生まれます。 garden.ne(https://www.garden.ne.jp/index.php?action=public_static&path=showcase-explanation%2Fconcrete_block.html)
充填が不十分だとブロック同士の接着が不完全になり、倒壊などの危険が高まるため、丁寧な作業が求められます。職人は金ゴテでブロックの穴の中にスルッとモルタルを入れますが、初心者にはこの作業が非常に難しいとされています。 ground-f(https://www.ground-f.com/wp17/archives/10192)
勢いよく入れることが秘訣です。
モルタルを入れる時は勢いよく入れることで、空気が入らずモルタルがしっかり充填され、強度の高いブロック塀になります。空気が混入すると、その部分が弱点となり、経年劣化や地震の際に破損の原因となります。 ground-f(https://www.ground-f.com/wp17/archives/10192)
横筋を通す窪みにもモルタルを充填することで、ブロック塀の強度がさらに向上します。横筋を置いた後、縦筋と横筋をワイヤーで固定し、横筋をモルタルで埋めてブロック一段分の作業が完了します。 garden.ne(https://www.garden.ne.jp/index.php?action=public_static&path=showcase-explanation%2Fconcrete_block.html)
手抜き工事を行う悪徳業者は、基礎工事をしっかり行わなかったり、鉄筋やワイヤーメッシュを適切に入れなかったり、コンクリートのセメント量を減らすといった手法で手を抜きます。完成直後は違いが分かりにくいですが、数年後に耐久性やひび割れで明確な差が現れます。 ohyama-inc(https://www.ohyama-inc.jp/blog/category3/154265)
目に見えない部分が勝負です。
ブロックを積んだ後は、必要のない穴もモルタル詰めをしておくと、雨水の侵入を防ぎ、長期的な耐久性が向上します。目地をきちんと切って掃除すれば、見た目も美しく強度も確保されたブロック塀が完成します。 arinkono-niwa(https://www.arinkono-niwa.com/concrete-block/)
ブロック積みの失敗を防ぐには、施工の各段階でチェックポイントを押さえることが重要です。まず基礎工事の段階では、根入れ深さが35cm以上確保されているか、基礎が地面より5cm以上立ち上がっているかを確認します。 xtech.nikkei(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/cpbook/18/00016/00002/)
鉄筋配置では、鉄筋径が9mm以上か、縦横の間隔が80cm以下(理想は40cm)になっているか、横筋の末端がかぎ状に折り曲げられて縦筋にかぎがけされているかをチェックします。 city.hitoyoshi.lg(https://www.city.hitoyoshi.lg.jp/resource.php?e=3f5eb4aacd9d07476c5ec459f3f480a5c55350ff3055c2e0281d9020a12fe746fd8914543d2754b36d17b690c03b4375)
これらは法律の基準です。
モルタル配合では、セメント1:砂2~2.5の割合になっているか、耳たぶくらいの硬さに練られているかを確認します。水が多すぎると強度不足、少なすぎると作業性が悪化するため、適切な硬さの見極めが必要です。 dcm-hc.co(https://www.dcm-hc.co.jp/howto/guide/g_diy/20200513143637.html)
ブロック積みの際は、各段ごとに水平器で左右前後の水平を確認し、水糸に合わせて正確な位置にブロックが置かれているかをチェックします。1段目が傾いていると、その上の段も歪んでしまうため、初段の精度が特に重要です。 niwart(https://niwart.com/blog/%E5%A4%96%E6%A7%8Bdiy%E3%81%A7%E5%BF%85%E9%A0%88%E3%81%AE%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E5%99%A8%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9%E3%81%A8%E6%AD%A3%E7%A2%BA%E3%81%AA%E6%96%BD%E5%B7%A5%E3%82%92%E5%AE%9F/)
初段のミスは致命的です。
ブロックの穴へのモルタル充填は、空気が入らないよう勢いよく入れ、穴全体にしっかり充填されているかを確認します。充填が不十分な箇所は、後から追加でモルタルを入れて補強します。 ground-f(https://www.ground-f.com/wp17/archives/10192)
目地切りでは、ブロックとブロックの継ぎ目を鏝で整え、余分なモルタルを取り除いて掃除します。目地がきれいに切られていないと、見た目が悪くなるだけでなく、雨水が溜まりやすくなり劣化の原因となります。 arinkono-niwa(https://www.arinkono-niwa.com/concrete-block/)
施工後の養生期間も重要です。モルタルやコンクリートが十分に硬化するまでには時間がかかるため、急いで次の作業に移らず、適切な養生期間を確保することで強度が確保されます。 ohyama-inc(https://www.ohyama-inc.jp/blog/category3/154265)
DIYで施工する場合、これらのチェックポイントを守れば、専門業者に近い品質のブロック塀を作ることが可能です。不安な場合は、少なくとも基礎工事と鉄筋配置だけは専門業者に依頼し、ブロック積み自体をDIYするという選択肢もあります。