18センチを超える段差を放置すると転倒リスクが上がります。
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玄関の土間と床の間に設ける板敷きで、段差を緩和する役割を持ちます。
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武家屋敷でかごに乗る来客のために設けられた板の間が起源とされています。
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上がり框の高さが18センチを超える場合、式台の設置が推奨されています。

式台とは、玄関の土間と上がり框の間に設ける板敷きのことです。玄関を入ってすぐの土間から床までの高さに差があるとき、その中間に一段設けることで昇り降りをしやすくします。
イメージとしては、下から土間→式台→框という3段構成になるケースが多いです。段差の大きさは、はがき1枚分の厚みが数十枚重なった程度、つまり10センチ以上になることも珍しくありません。
参考)式台(しきだい、敷台)とは?どのようなものかをご紹介【建築用…
つまり式台は段差をやわらげるクッション的な板ということですね。
住宅金融支援機構監修の木造住宅工事仕様書では、上がり框の高さが18センチ以下になるように定められています。これを超える段差がある場合に、式台を設けて解消する仕組みになっています。
リフォームで玄関の段差を確認する際は、メジャーで土間から床までの高さを一度測っておくと安心です。
式台の由来は、室町時代以降の武家屋敷にあるといわれています。来客が地面に降りることなく、かごに乗れるように設けられた板の間が始まりでした。
当初はもてなしのための空間として機能していました。かごから直接式台に降り立てる高さに設計されていたため、来客への礼を示す意味合いも強かったとされています。
参考)https://media.suke-dachi.jp/glossary/material/step-in-a-japanese-entranceway/
意外ですね。
平安時代にはすでに存在していたという説もあり、当初は貴族や武家の邸宅にのみ設けられていたものが、江戸時代になって庶民の間にも広まっていきました。単なる装飾ではなく、土足のままでは上がれない場所を区切る「結界」としての意味も持っていたと考えられています。
式台には、欅(けやき)や肥松(ヤニマツ)といった堅木が使われることが多いです。柔らかい木材は摩耗しやすく、式台には性質的に不向きだからです。
堅木は重い足踏みにも耐えられます。
欅の木目は美しく、経年変化で色合いが深まっていく点も魅力です。ただし堅木は加工がしにくく、コストが上がりやすいというデメリットもあります。
リフォームで式台の素材を選ぶ際は、耐久性を重視するなら堅木、コストを抑えるなら集成材を選ぶ、というように予算感を先に整理しておくと選びやすくなります。
最近の住宅では、玄関の段差が18センチ以内に収まるように設計されるケースが増えています。そのため、わざわざ式台を設ける意味が薄れてきているというのが実情です。
バリアフリーの観点も影響しています。車いすを使う場合、段差そのものが障害になるため、式台や框がないほうが便利とされる場面も増えてきました。
つまり時代とともに式台の必要性は変化しているということですね。
一方で、書院様式のように床下の通風を考えた古い建築では、玄関の段差が大きくなりがちで式台が必須でした。古民家をリフォームする場合は、この歴史的な構造を踏まえて式台を残すか撤去するかを判断する必要があります。
式台の設置や撤去は、見た目以上に費用がかかるケースがあります。既存の框を解体して段差を作り直す工事は、単なる板の交換より手間が増えるためです。
撤去すると意外な出費につながることもあります。
例えば古民家リフォームで式台を撤去してバリアフリー化する場合、床下の配管や断熱材の調整も同時に必要になることが多いです。逆に新設する場合は、式台1枚分のスペースでも玄関全体の印象が大きく変わるため、和風の雰囲気を出したいなら費用をかけてでも設置する価値があります。
式台を残すか撤去するか迷ったら、リフォーム業者に段差解消の複数プランを見積もりで比較してもらうと判断しやすくなります。
参考)”置くだけ”の式台で玄関をプチリフォーム【ビフォー&アフター…
式台の素材や設置基準について具体的な情報がまとめられています
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