シロッコファン選びで「風量さえ大きければ安心」と思っているなら、実は静圧が低いと排気ダクトの途中で空気が止まり、塗料ミストが逆流して部屋中が白くなります。

シロッコファンとは、円筒形のケーシングに多数の前向き羽根を持つ送風機で、トイレや浴室の天井換気扇としてよく使われているタイプです。 プロペラファン(軸流ファン)と比べると、同じ口径でも静圧を高くかけられるため、長いダクトを通しても排気力が落ちにくいという特長があります。 つまり「窓から2〜3メートル離れた作業台でも使える」実用性の高さが、自作塗装ブースに選ばれる最大の理由です。
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一方でプロペラファンは、同サイズなら風量は大きいものの、ダクトを接続すると一気に排気力が低下します。 シロッコファンは排気ダクト込みのシステムで初めて本領を発揮するということですね。
自作塗装ブースのコミュニティでは、三菱やPanasonicの住宅用パイプ用ファンが人気です。 価格帯は単体で2,000〜5,000円程度が主流で、ブース本体の段ボールや合板と合わせても合計6,400〜7,000円前後で強力なブースが完成した事例が報告されています。 これは使えそうです。
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シロッコファン選びで最も重要な指標は「風量(m³/h)」と「静圧(Pa)」の2つです。 風量の目安として、プラモデルや小物塗装なら150〜200m³/h以上、ウレタン塗料やラッカー系をガンガン吹くなら300〜400m³/h以上が推奨されます。
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静圧が足りていると判断できる目安は、ダクト経路の圧力損失計算で排気ダクト内の損失合計を上回っていることです。 たとえばφ100mmダクトで1.5m延長する場合、静圧は最低でも30Pa以上必要と言われています。
具体的な機種例として、三菱のストレートシロッコファン「BFS-40SG」は風量370m³/h前後を達成でき、本格的な塗装作業にも対応できます。 一方、ホームセンターで約4,530円程度の入門機は風量100m³/h程度しかなく、ウレタン塗料には力不足です。 予算とのバランスを踏まえて選ぶのが条件です。
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