あなたが10年後に後悔している姿がエコジョーズ選びで決まります。
エコジョーズとは、従来は捨てていた約200度の排気ガスの熱を再利用する「潜熱回収型ガス給湯器」を指すノーリツの省エネ給湯器シリーズです。
参考)給湯機器:エコジョーズ - よくあるご質問|株式会社ノーリツ
つまり、今まで煙突からそのまま捨てていた熱を、もう一度熱交換器に通して給水を温める二段階加熱のイメージです。
参考)エコジョーズについて
従来型の給湯器では給湯効率がおよそ80~85%程度だったのに対し、ノーリツのエコジョーズでは約95%前後まで高める設計になっており、同じ温度のお湯を作るのに必要なガス量を抑えられます。
参考)https://pochisuma.com/blogs/useful/whats_ecojozu
効率95%というとピンと来ないかもしれませんが、例えば毎分40リットルのお湯を使うご家庭であれば、従来型よりもガス使用量が1割強減るイメージになります。
参考)エコジョーズのメリットと注意点 |東京ガス
つまり省エネ性能がベースにある機械ということですね。
この仕組みを実現しているのが、ノーリツ独自形状のステンレス製熱交換器や、排気側での凝縮水(ドレン)処理機構です。
参考)エコジョーズの価格相場から費用、選び方までしっかり解説!
ステンレス熱交換器は、排気の熱をしっかりキャッチしつつ腐食を抑えるために設計されており、内部の配管径やフィンのピッチまで細かく調整されています。
また潜熱回収によって排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮し、約40度程度のドレン水が1日に数リットル単位で発生するため、このドレンを建物外に安全に流す専用配管が組み込まれています。
参考)エコジョーズの節約効果は?初期費用やランニングコストを比較!…
このドレンをどう処理するかが、リフォーム現場での設置可否を左右するポイントにもなります。
構造のイメージだけ覚えておけばOKです。
ノーリツはエコジョーズに複数のシリーズを展開しており、戸建て向けの屋外据置型、壁掛け型、マンション向けのPS扉内設置型など、設置条件に合わせたバリエーションを用意しています。
参考)https://adtech-service-co.com/blog/55/
例えば「GT-C」型番のシリーズは給湯と追いだき機能を備えたフルオートタイプで、オートバス機能やエコスイッチによる省エネ運転などが利用できます。
また、台所や浴室のリモコンから「エコ運転」を設定すると、お風呂の自動保温温度を少し下げる、シャワーの温度をやや抑えるなど、日々の使い方に合わせて省エネをサポートしてくれます。
こうした仕組みを理解しておくと、リフォームの打合せで機能の取捨選択がしやすくなります。
参考)リフォーム会社が書くべきブログネタ50選(集客につながるキー…
結論は構造を知ると選びやすいです。
リフォーム検討者の多くは「エコジョーズにすればガス代がかなり安くなる」と期待しますが、実際の削減額は世帯の使用量によって大きく変わります。
一般的なモデルケースとして、年間約680立方メートルのガスを使う家庭では、従来型からエコジョーズに替えることで年間約11,000円程度のガス代が削減できると試算されています。
これは1カ月あたりにすると約900円前後、コンビニのコーヒー3杯分ほどの差とイメージするとわかりやすい数字です。
つまり大きな節約というより、じわじわ効いてくる削減効果ということですね。
エコジョーズのもう一つの大きなメリットは、二酸化炭素排出量の削減です。
従来型との比較でおよそ13%程度のCO2排出削減になるとされており、これは年間で約200~300キログラム分のCO2を減らせるイメージです。
体感としては、家庭での電気代節約だけでは到達しにくいレベルの環境貢献を、給湯器の入れ替えだけで実現できるというイメージになります。
エコという言葉が示すのは環境面だけでなく、家計にもじわじわ効いてくる点です。
いいことですね。
ただし、初期費用の差を考える必要があります。
一般にノーリツのエコジョーズは、同等グレードの従来型給湯器と比べて本体価格で約2万~5万円程度高くなるケースが多く、工事費もドレン排水処理の追加で数千円~1万円ほど上乗せされることがあります。
例えば、本体価格20万円の従来型に対しエコジョーズが25万円、工事費が従来型8万円に対してエコジョーズ9万円とすると、合計で約6万円の差が出る計算です。
年間1万1千円のガス代削減であれば、およそ5~6年で初期費用の差額を回収できる計算になりますが、実際には使用量が少ない家庭では回収期間がさらに伸びる可能性があります。
回収年数を意識することが基本です。
ノーリツの資料では、給湯だけでなくお風呂の追いだきや自動保温機能を含めたトータル効率を高めることで、日々のストレスを減らしつつガス代を抑えられる点も強調されています。
例えば「エコスイッチ」をオンにすると、自動保温時間を短くする、給湯温度設定を少し抑えるなど、ユーザーの操作なしでも省エネ動作を自動で行う機能が働きます。
家族全員が長風呂という場合でも、保温時間が賢くコントロールされるため、無駄な追いだき時間が減り、その分ガス使用量も抑えられます。
快適さを損なわずに、自然と省エネに近づける仕組みと言えるでしょう。
つまり機能を使いこなすことが条件です。
エコジョーズ導入で見落としがちなのが、ドレン排水の処理と設置場所の条件です。
潜熱回収によって発生するドレン水は、一般的な家庭用のエコジョーズで1日あたり数リットル、ペットボトル1本分から2本分程度が排出されると想定されており、これを安全に排水する経路が必要になります。
従来型ではそもそもドレンが出ないため、既存の配管がないケースがほとんどで、リフォーム現場では「新たに排水経路を確保できるか」が設置可否の分かれ目になります。
つまりドレン配管の有無が導入の鍵ということですね。
具体的には、屋外壁掛けタイプであれば、地面に向けてドレン排水ホースを伸ばし、砕石や砂利を敷いた浸透枡に落とす方法、または雨水桝や側溝に接続する方法が一般的です。
ただし、ドレン水には燃焼ガス由来の酸性成分が含まれるため、地域や管理規約によっては直接側溝に流すことが推奨されない場合もあり、専用のドレン中和剤カートリッジを使うケースもあります。
マンションや集合住宅では、バルコニーに設置された給湯器からドレンを流す場合、下階への滴下や共用部への流出が問題になることもあるため、管理組合との事前確認が必須です。
エコジョーズなら違反になりません。
また、寒冷地ではドレン排水が冬場に凍結し、配管の破損や機器停止の原因になるリスクがあります。
ノーリツでは寒冷地仕様のエコジョーズも用意しており、ドレン配管を保温材で覆う、傾斜をしっかりつけて水溜まりを作らないなどの施工基準を設けています。
例えば、配管勾配を1メートルあたり1センチ以上確保するなど、目には見えにくい部分で細かな条件が指定されており、これを守らないと凍結トラブルの原因になります。
寒冷地でのリフォームでは、ガス会社や設備業者と「どこまで凍結対策をするか」を事前にすり合わせることが重要です。
結論は施工条件の確認が重要です。
こうした設置条件をクリアできない場合、あえてエコジョーズではなく従来型(非エコタイプ)を選ぶケースも現場では存在します。
参考)【後悔しない】エコジョーズって必要か?〜リフォーム塾〜 - …
特に、排水経路がどうしても取れない集合住宅のPS内設置や、既存配管スペースに余裕がないリフォームでは、機器本体を小型の従来型にしてトラブルリスクを減らす判断も現実的な選択肢です。
その一方で、戸建てで地面に余裕があるケースでは、少しの追加工事でドレン経路が確保でき、省エネメリットをしっかり享受できるため、メリットとデメリットを天秤にかけて判断することになります。
この場面では、ノーリツが公表している施工マニュアルや、ガス事業者の技術資料を参照すると安心です。
つまり設置条件の把握が原則です。
ノーリツ公式サイトの「エコジョーズについて」の施工・設置条件解説ページです。ドレン排水や設置場所に関する注意点の参考になります。
ノーリツ公式 エコジョーズについて
リフォームの現場では、エコジョーズ(ガス)だけでなく、エコキュート(電気ヒートポンプ)やハイブリッド給湯器との比較もよく話題になります。
例えば、4人家族でお風呂とシャワーを毎日利用するケースで、電気とガスの料金体系を考慮すると、エコキュートの方が年間光熱費を抑えられるケースもありますが、初期費用はエコジョーズより10万~20万円程度高くなる傾向があります。
ノーリツ自身も、ガス単独方式としてのエコジョーズに加え、電気ヒートポンプとガス給湯を組み合わせたハイブリッド給湯器を展開しており、ランニングコストと初期費用のバランスを取った選択肢として位置付けています。
つまり光熱費だけでなく初期費用とスペースも比較が必要です。
エコジョーズの強みは、既存のガス給湯器からの入れ替えが比較的容易で、タンクレス構造のため設置スペースも従来機と大きく変わらない点です。
一方エコキュートは、屋外に大きな貯湯タンク(例えば高さ2メートル前後)を設置する必要があり、都市部の狭小地や通路幅の狭い住宅では物理的に置けないケースがあります。
ノーリツのエコジョーズであれば、既存の壁掛け位置や据置スペースをそのまま活かせることが多く、工事期間も半日から1日程度で完了するケースが一般的です。
リフォームで「大掛かりな工事は避けたい」というニーズには、エコジョーズが相性の良い選択と言えるでしょう。
結論は既存インフラを活かすならエコジョーズです。
一方で、電気料金とガス料金の単価差が大きい地域では、ハイブリッド給湯器が長期的に有利になることもあります。
ハイブリッド方式は、昼間や電気代の安い時間帯に電気でお湯を沸かし、瞬間的な大量給湯が必要なときにはガスで補う構造で、ランニングコストを抑えつつ、お湯切れリスクを減らす工夫がされています。
ただし、本体価格がエコジョーズよりもさらに高く、設置スペースも拡大するため、戸建てで設備更新のタイミングが重なった場合など、条件が合う家庭向けの選択肢と考えるのが現実的です。
リフォーム会社やガス会社に、光熱費シミュレーションを依頼して比較するのが近道です。
どういうことでしょうか?
この比較の中で、ノーリツのエコジョーズが選ばれる場面として多いのは、「今のガス給湯器が故障した、もしくは13年を超えているので交換したい」というタイミングです。
給湯器の平均寿命はおよそ10~15年程度とされており、13年を超えると故障リスクが急に高まるため、リフォーム会社からも交換を強く勧められるケースが増えます。
このタイミングで、従来型ではなくエコジョーズを選ぶことで、次の10年~15年の光熱費を少しずつ抑えながら、環境負荷も減らすという長期視点の判断がしやすくなります。
ノーリツのラインアップは、こうした「寿命交換+少しのグレードアップ」を想定した価格帯と機能構成になっています。
つまり寿命交換のときが選びどきです。
エコジョーズは省エネ給湯器というイメージが強いですが、ノーリツならではの独自機能や、長期使用時の意外な注意点もあります。
ノーリツの多くのエコジョーズ機種には、リモコンからガスやお湯の使用量を確認できる「エネルック」機能や、エコ運転の履歴を表示する機能があり、家族で光熱費を意識するきっかけづくりになります。
例えば、1週間のシャワー使用量やお風呂の自動保温時間をグラフで確認できる機種もあり、「この週は長風呂が多かったからガス使用量が増えた」というように、感覚と数字を結びつけることができます。
こうした機能を活かせば、単に給湯器を替えるだけでなく、家族全体の省エネ意識を高めるツールとして活用できます。
これは使えそうです。
一方で、エコジョーズの潜熱回収構造ならではの落とし穴もあります。
高効率の熱交換器は、従来型よりも内部の経路が複雑で細くなっており、長期使用によって湯垢や水質由来のスケールがたまりやすい傾向があると指摘する設備業者もいます。
特に井戸水や硬度の高い水道水を利用している地域では、数年単位で内部洗浄やフィルタ交換を行わないと、効率低下やエラー停止につながるケースもあり、メンテナンス費用を見込んでおく必要があります。
エコ機器だから放っておいても大丈夫、という認識は避けた方が安全です。
結論は定期的な点検が必須です。
また、潜熱回収で発生するドレン水の排水経路にゴミや泥が溜まると、逆流や詰まりによって給湯器内部の腐食リスクが高まります。
ノーリツは施工マニュアルで、定期的にドレン経路を確認し、枡や浸透部に土砂が堆積していないかチェックするよう推奨しています。
これは、日常生活の中では意識しにくいポイントですが、例えば年1回のガス機器点検のタイミングでドレン周りも確認してもらう、写真を撮って状況を記録しておくなど、ちょっとした工夫で寿命を延ばすことができます。
長期的に見ると、この一手間が機器交換時期を数年伸ばし、トータルのコストを抑える結果につながります。
つまり小さな点検の積み重ねが原則です。
リフォーム会社や設備業者の中には、エコジョーズ導入時に10年程度の延長保証や、定期点検付きのメンテナンスプランをセットで提案するところもあります。
これは、給湯器の故障が冬場の一番寒いタイミングに集中しやすいという現場の経験に基づいた提案で、万一のときにも優先対応や部品確保を受けられる仕組みです。
ノーリツの正規施工店やガス会社経由であれば、メーカー保証と延長保証を組み合わせて、最大10年まで修理費を抑えるプランもあり、長期的なコスト予測が立てやすくなります。
リフォームの予算を組む際には、本体+工事費だけでなく、保証やメンテナンス費を含めた総額で比較することが賢い選び方です。
それで大丈夫でしょうか?
ノーリツ公式の「エコジョーズの価格相場から費用、選び方」ページです。価格帯や保証、選び方のポイントを整理する際の参考になります。
ノーリツ公式 エコジョーズの価格相場と選び方
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