滑り止めをつければ絶対に安全になる、と思い込んでいませんか。
実はマットの厚みが3ミリでも、はがれかけた端に足の指先が引っかかり転倒する事例が報告されています。

階段からの転倒・転落は、住宅内の事故の中でも特に多いとされています。
「滑り止めをつければ安心」というのは半分正解で半分不正解です。
厚みのあるマット、たとえば厚さ1センチほど(消しゴム1個分くらい)のものを段鼻ぎりぎりに貼ると、逆につまずきの原因になりやすいです。
つまり、貼る位置と厚みの調整が重要ということですね。
段差の端から2〜3ミリ内側にぴったり合わせて貼るのが基本です。
階段用滑り止めには、粘着シートタイプ、金属製ノンスリップ、木製の溝加工タイプなど複数の種類があります。
参考)【転倒を防止!】階段の滑り止めにはどんな種類がある?役割や選…
金属製は耐久性が高い一方、濡れた靴下や素足で踏むと逆に滑りやすいという弱点があります。
参考)階段滑り止めは危ない?デメリットや階段昇降機について解説 -…
これは意外ですね。
金属特有のツルツルした表面が水分を弾いてしまうためです。
浴室帰りや洗濯物を干した後の湿った足で階段を使う家庭は、ゴム製やクッション性のあるタイプを選ぶ方が安全性は高まります。
購入前にメーカーの耐水試験データを確認するのも一つの方法です。
滑り止めがまったくない階段は、当然ながら転倒・転落のリスクが高まります。
参考)階段滑り止めはないと危ない!設置するメリットとデメリット選び…
段鼻部分がツルツルのフローリング仕上げだと、靴下だけでも滑りやすい状態になりがちです。
痛いですね。
特に回り階段は形状が複雑なため、足の位置感覚がつかみにくく事故につながりやすいとされています。
対策としては、まず自宅の階段の素材と傾斜角度を確認する→転倒リスクの高さを把握する→段鼻用の滑り止めテープを候補にする、という流れがおすすめです。
階段の傾斜を測るだけなら、スマホの水平器アプリで手軽に確認できます。
高齢者の場合、滑り止めの厚みや段差の変化に足がついていかず、かえって転倒につながることがあります。
どういうことでしょうか?
長年の歩行習慣で段差の高さを体が覚えているため、後から滑り止めを追加すると微妙な段差変化に対応しきれないのです。
高齢者がいる家庭では、滑り止め単体ではなく手すりの併設や階段昇降機の導入もあわせて検討すると安心です。
結論は、家族構成に合わせた対策の組み合わせが大切ということです。
意外と知られていませんが、階段滑り止めはリフォーム工事の順番次第で耐久性が大きく変わります。
床材や手すりの工事を先に終わらせてから滑り止めを施工しないと、後の工事で剥がれたり位置がずれたりすることがあります。
施工業者に依頼する際は、滑り止め設置を最終工程に回してもらうよう事前に伝えるのが基本です。
これだけ覚えておけばOKです。
リフォーム見積もりの段階で「滑り止めは最後に施工してほしい」と一言添えるだけで、余計なやり直し費用を防ぎやすくなります。
家庭内の階段事故のリスクと具体的な対策方法について詳しく解説されています
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