あなたが選ぶそのクロス、除湿効果はわずか10%です。

珪藻土クロスは、紙やビニールの基材の表面に珪藻土の粒子を吹き付けたり練り込んだりして作られる壁紙のことです。
見た目や触感は本物の珪藻土の塗り壁に近く、和紙のようなマットな質感が特徴です。
サンゲツはこのジャンルで多くの品番を展開しているメーカーで、「ファイン」や「リザーブ」といったカタログの中に珪藻土系クロスが複数収録されています。
つまり、珪藻土クロスとひとくくりに言っても、メーカーやシリーズによって質感や性能は大きく異なるということですね。
たとえば厚みでいうと、本物の塗り壁は名刺2枚分ほどの3mmありますが、クロスタイプは0.5mm前後しかありません。
この薄さの違いが、後述する調湿性能の差に直結しています。
サンゲツ製品を検討している人は、まず「クロスタイプ」と「本物の塗り壁」は別物だと理解しておくと選び方で迷いにくくなります。
メリットとしてよく挙げられるのは、湿気を吸って吐く「吸放湿性」と、生活臭を抑える「消臭性」です。
実際にYouTubeで公開された比較実験では、6畳の部屋にコップの水を置いた状態で湿度変化を計測しています。
一般的なビニールクロスの部屋は湿度81%まで上昇しましたが、珪藻土クロスの部屋は71%で止まりました。
一方、本物の塗り壁(薩摩中霧島壁)は65%まで下がったという結果が出ています。
10ポイントの差は小さく見えますが、6畳という広さで考えると効果はそれなりにあります。
意外ですね。
デメリット面では、伸び縮みがしにくい素材のため、下地の動きに弱く、施工が下手だと継ぎ目にヒビが入りやすいという声もあります。
またマットな質感ゆえに、汚れがついたときの拭き取りやすさはビニールクロスより劣る傾向があります。
小さな子どもがいる家庭は、リビングは性能重視のクロス、寝室や書斎だけ珪藻土クロスにするなど部屋ごとに使い分けるのがおすすめです。
珪藻土クロスの質感や調質作用について、施工事例を交えて分かりやすく解説されています。
サンゲツの珪藻土クロスは、1m単位で販売されており、一般的なビニールクロスとほぼ同じ価格帯で購入できます。
具体的には、カタログ「ファイン」に収録されているFE76559などの型番が、吸放湿・不燃・防カビの3機能を兼ね備えています。
型番によって色合いも異なり、グレージュ系からホワイト系まで幅広く揃っています。
色選びで迷ったら、まず家全体のイメージカラーを先に決めるのが基本です。
濃い色を選びたい場合はRE-53070、少し明るくしたい場合はRE-53069といった、同シリーズの色番違いを比較すると失敗が減ります。
不燃認定が付いている品番は、法定不燃石こうボードへの施工で「不燃仕上げ」として扱えるため、キッチンや廊下など火気に近い場所にも使いやすい素材です。
珪藻土クロスは伸縮性が低いため、下地の処理が甘いと数か月後に継ぎ目が目立つケースが報告されています。
施工実績のある業者に依頼することが、後悔を避ける一番の近道です。
依頼前には、過去に珪藻土クロスを施工した事例写真を見せてもらうと安心できます。
また、湿気の多い脱衣所や洗面室に使う場合は、吸放湿性能が高い型番を選ぶと結露対策にもなります。
つまり、性能重視の部屋と素材感重視の部屋を分けて選ぶのが原則です。
見積もり時には、クロスの品番と施工面積をメモしておくと、後から他社と比較しやすくなります。
多くの人が「珪藻土クロスを貼れば本物の塗り壁と同じ調湿効果が得られる」と考えがちです。
しかし、先ほどの実験結果からもわかるように、その効果は本物の塗り壁の半分程度にとどまります。
厳しいところですね。
これは、東京ドームで例えるなら、5個分の広さを期待していたのに実際は2〜3個分だったというイメージに近い差です。
大きな調湿効果を期待して珪藻土クロスだけに頼るのはリスクがあります。
除湿機や調湿シートなど、他のアイテムと組み合わせて使うことで、期待していた効果に近づけやすくなります。
湿気対策を本気で考える場合は、部屋の用途に応じて珪藻土クロスと調湿建材を併用する方法を検討してみてください。
【PSLPG適合品】 新富士バーナー 日本製 パワートーチ ガスバーナー 逆さ使用可能 炙り調理 溶接 火力調節 火口径:22mm 小型 ブラック RZ-731SBK