ミッドセンチュリーのデザイナー家具を全部そろえようとすると、家具代だけで100万円以上かかることもあります。
「ミッドセンチュリー(Mid-Century)」を直訳すると「世紀の中頃」。具体的には1940年代後半から1960年代のアメリカで花開いたデザインスタイルを指します。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
第二次世界大戦でアメリカ本土は戦場にならなかったため、戦後すぐに経済が急成長しました。中流層が一気に拡大し、郊外に住宅が続々と建設されました。 家を持てる人が増えたぶん、実用的でおしゃれな家具へのニーズも急増したのです。
参考)https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/s/livingdeli/living/11175/
戦時中に軍需産業で開発されたFRP(ガラス繊維強化プラスチック)やプライウッド(成型積層合板)が、民間のインテリアへと転用されました。 これが現代まで続く「ミッドセンチュリーらしさ」の技術的な根っこです。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソン、エーロ・サーリネンといったデザイナーたちがこの時代に活躍しました。 機能性と美しさを両立させる姿勢が世界中に影響を与え、現代でもその家具は高く評価されています。
参考)https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/s/livingdeli/living/11175/
つまり「古いデザイン」ではなく「革新の時代に生まれた普遍的なデザイン」ということです。
参考:ミッドセンチュリーの時代背景や有名デザイナーについて詳しく解説しています
ミッドセンチュリーとは? 特徴とインテリア事例 – Living Deli(LIXIL)
ミッドセンチュリーのデザイン特徴は大きく3つに分けられます。フォルム・素材・カラーです。それぞれ押さえておくと、リフォームでの家具選びがぐっと楽になります。
| 要素 | 特徴 | 具体例 |
|---|---|---|
| 🪑 フォルム | 有機的な曲線、無駄のないシルエット | イームズチェアの背もたれ、卵型のシェルチェア |
| 🔩 素材 | FRP・成型合板・スチール・天然木の組み合わせ | プライウッドのチェア、スチール脚のテーブル |
| 🎨 カラー | ビビッドな差し色+落ち着いたベースカラー | オレンジ・ターコイズ・マスタードイエローなど |
特にフォルムの特徴として、「細く先細りになった脚」は非常に重要なポイントです。テーブルでもチェアでも、細い脚が床から浮いているような軽さを生み出します。 重たいどっしりとした家具とは真逆の印象です。
参考)https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/s/livingdeli/living/11175/
カラーについては、壁や床全体をビビッドにするのではなく、ベースはニュートラルにして1〜2点だけ鮮やかな色を入れるのが正解です。 ポップなクッションやシェードランプ1個で一気に雰囲気が変わります。これは使えそうです。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
素材としては、天然木(特にオークやウォールナット)とプラスチック・スチールを組み合わせる点も特徴的です。 「自然素材+工業素材」という組み合わせが、温かみとクールさを同時に演出します。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
「ミッドセンチュリーと北欧デザインって同じじゃないの?」という疑問は多いです。実際には発祥も哲学も異なります。
参考)https://www.nexushouse.jp/blog/entry-460446/
| 項目 | ミッドセンチュリー | 北欧デザイン |
|---|---|---|
| 発祥 | アメリカ(1940〜60年代) | 北欧5カ国(デンマーク・スウェーデンなど) |
| 雰囲気 | ポップ・ダイナミック・工業的 | ナチュラル・ミニマル・穏やか |
| カラー | ビビッドな差し色を積極的に使う | 白・グレー・ベージュなど落ち着いた色が中心 |
| 素材 | FRP・プラスチック・スチール+木材 | 木材・ウール・コットンなど自然素材中心 |
| フォルム | 有機的で個性的な曲線 | シンプルで機能的な直線 |
北欧デザインが「自然との共存」を意識するのに対し、ミッドセンチュリーは「技術による生活の向上」を体現しています。 どちらも機能美を追求している点は共通ですが、目指す方向性がまるで異なります。
参考)https://www.renobest1.com/blog/entry-575715/
参考:ミッドセンチュリーと北欧デザインの違いを詳しく説明しています
リノベーションに用いるミッドセンチュリーとは?違いや採用のコツも解説! – リノベスト不動産
家具だけを変えてもミッドセンチュリーらしくなりにくいのが現実です。床・壁・天井という「部屋の箱」を合わせることで、完成度がぐっと上がります。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
🪵 床材の選び方
ミッドセンチュリーには、落ち着いた色合いのフローリングが最適です。おすすめはオーク材・チーク材の無垢フローリング、またはダークブラウンの本花梨です。 通常の貼り方だけでなく、ヘリンボーン(V字模様)で貼るとレトロな雰囲気がさらに強まります。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
無垢材を選んだ場合、経年変化で色が深まっていくのも楽しみのひとつです。リノリウムや大理石柄のタイルシートを使うと「レトロフューチャー」寄りの印象になります。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
🎨 壁の選び方
四方の壁をすべて白にするのは避けた方が無難です。 1面だけをアクセントクロスにして、木目調・幾何学模様・サブウェイタイル風のデザインを選ぶと一気にミッドセンチュリー感が出ます。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
家具のビビッドカラーを引き立てる意味でも、残り3面は落ち着いたニュートラルカラーにするのが原則です。
💡 天井の選び方
天井にはスポットライトやライティングレールを仕込むのが効果的です。 白い天井クロスのままでも、照明の選び方次第で雰囲気が大きく変わります。思い切ってスケルトン天井(梁を見せる構造)にするとインダストリアルな表情が加わり、ミッドセンチュリーとの相性が抜群です。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
参考:ミッドセンチュリー調の床・壁・天井リフォームの実例が掲載されています
住まいのテーマとしてのミッドセンチュリーとは? – ナサホーム
本物のイームズチェア(ハーマンミラー正規品)は、1脚で8万円〜20万円以上します。 部屋全体をオリジナルのデザイナー家具でそろえると、家具代だけで軽く100万円を超えることがあります。厳しいところですね。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
しかし現代では、ミッドセンチュリーをコンセプトにした国内外の家具ブランドが多数あります。イームズチェアのデザインをオマージュした成型合板チェアなら、1万円台から購入できます。
参考)https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/s/livingdeli/living/11175/
大切なのは「本物かどうか」ではなく「フォルム・素材・カラーの3要素をどれだけ再現できるか」です。細脚のテーブル・成型合板のチェア・1点だけのビビッドカラーアイテム、この3つがそろえばミッドセンチュリー感は十分に出ます。
参考)https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/s/livingdeli/living/11175/
リフォームを機にこのスタイルを検討しているなら、まず1〜2点のキーアイテムから取り入れることをおすすめします。床や壁をリフォームした後に家具を選ぶ方が、色味や素材のバランスを確認しながら進められるため失敗が少ないです。
参考)https://nasahome.co.jp/magazine/midcentury/
リーズナブルに始めてスタイルを育てていく。それがミッドセンチュリーリフォームの賢い進め方です。
![]()
【最大500円クーポン】 GA-60シリーズ 団地間 6畳用 ヴィンテージ フローリングカーペット 243×345cm DIY 塩系 インテリア 男前 ミッドセンチュリー ウッドフローリング リフォーム 床材 6帖 和室 かーぺっと おしゃれ マット 2枚敷き 1梱包タイプ[W-GA-60-D60-]