モルタル金鏝仕上げの厚みと施工方法・費用を徹底解説

モルタル金鏝仕上げの厚みはどう決まる?基準やひび割れリスク、費用まで解説。あなたの家の仕上げは大丈夫ですか?

モルタル金鏝仕上げの厚み

あなたの家、厚塗りすると数年で剥落するかも


モルタル金鏝仕上げの厚み 3つのポイント
📏
1回の塗厚は7mm以下が基準

建築工事標準仕様では1回の塗厚は7mm以下と定められています。厚く塗ると剥落やひび割れの原因になります。

🏠
用途によって厚みの目安が違う

床は5〜40mm、外壁は約25mm、内壁は約15mmが一般的な目安です。場所ごとに必要な厚みが異なります。

🔨
厚みは複数回塗って確保する

必要な厚みは1回で作らず、下塗り・中塗り・上塗りと重ねて仕上げます。焦って一気に塗ると失敗します。


モルタル金鏝仕上げの厚みは何ミリが基準?下地別の目安



モルタル金鏝仕上げの厚みには、実は明確な基準があります。多くの人は「厚いほど丈夫」と思い込んでいますが、それは誤解です。


国交省の建築工事標準詳細図や左官工事の標準仕様書では、1回あたりの塗厚は7mm以下と定められています。これは、はがきの厚み約10枚分に相当するイメージです。それ以上厚く塗ると、内部の水分が抜けにくくなります。


用途別に見ると、床モルタルは5mmから40mmと幅があります。外壁の場合はおよそ25mm、内壁はおよそ15mmが一般的な目安とされています。防水下地の床や立上りでは15mm以上を確保するルールもあります。


つまり厚みは場所によって変わるということですね。リフォームの見積もりで厚みの記載がない場合は、業者に用途別の厚み設定を確認しておくと安心です。


国土交通省の建築工事標準詳細図(平成28年版)では、内外壁や床の金ごて仕上げ部分の標準的な仕様や厚みの考え方が図解されています。


モルタル金鏝仕上げの厚みが薄すぎるとひび割れる理由

厚すぎるリスクだけでなく、薄すぎることによるトラブルも見逃せません。薄いモルタルは下地の動きの影響をそのまま受けやすくなります。


配合の目安は、セメント1に対して砂2〜3、水0.45程度とされています。この配合が守られていても、厚みが不足すると強度が出ません。表面だけがぱりぱりと割れる「浮き」と呼ばれる症状につながることがあります。


意外なことに、厚みを増やせば強くなるわけではありません。薄すぎず、かつ7mmを超えない範囲で重ね塗りするのが正解です。薄すぎても厚すぎてもダメということですね。


床のリフォームでは、施工前にレーザー水平器で下地の高さのばらつきを確認しておくと、必要な塗厚のムラを事前にチェックできます。


モルタル金鏝仕上げの厚みと外壁・床での違い

外壁と床では、求められる厚みの考え方がまったく違います。この違いを知らずにリフォームを依頼すると、想定外の仕上がりになることがあります。


外壁モルタルは日本の住宅の約3割で採用されている工法です。デザイン性や断熱性の高さが理由ですが、厚みが薄いと数年でひび割れが目立ちやすくなります。一方、床モルタルは歩行や荷物の重さが直接かかるため、5〜40mmという広い幅の中で用途に応じた厚みが選ばれます。


土間コンクリートの上に仕上げる場合、下地の強度によって適正な厚みも変わります。厚みが基準より薄いと、数年後に表面のひび割れ修繕費用がかさむ可能性があります。逆に厚すぎると乾燥時間が延び、工期が長引くこともあります。


外壁と床、それぞれ別の基準で考える必要があるということですね。見積もりの際は「どの部分に何mmで仕上げるか」を項目ごとに確認するのがおすすめです。


左官業者による解説記事では、配合比率と仕上げ面の厚みの関係、ツルツルに仕上げるための具体的な工程が紹介されています。


モルタル金鏝仕上げの厚み確保に必要な下地処理とコツ

厚みを正しく確保するためには、下地処理が実はかなり重要です。下地が粗いままだと、必要な厚みを均一に取ることができません。


金鏝で表面を押さえる工程には、単に平らにするだけでなく、モルタルの組織を緻密にして強度を高める役割もあります。押さえが甘いと、せっかく確保した厚みの中に空気が残り、後々のひび割れの原因になります。下地の乾燥や吸水調整も、厚みを安定させるための前提条件です。


これは知らないと損する部分ですね。プロの現場では、下地に吸水調整材(プライマー)を塗ってから塗り始めることが多いです。DIYでリフォームを検討している場合も、この一手間だけは省略しないことをおすすめします。


塗厚のばらつきを防ぐガイドレールを使う方法もあります。木の桟やレーザーラインを目安にすれば、初心者でも均一な厚みを出しやすくなります。


モルタル金鏝仕上げの厚みを業者に確認する際の独自チェックポイント

ここまでの内容を踏まえると、リフォームで確認すべきポイントが見えてきます。見積書に「モルタル金鏝仕上げ」と書かれていても、厚みの記載がないケースは意外と多いです。


確認すべきは、仕上げ厚み(mm)、塗り回数、下地処理の有無の3点です。この3点が明記されていれば、施工品質の目安になります。逆に、厚みの記載も塗り回数の説明もない見積もりは要注意です。


塗り回数が1回で厚みだけ大きい場合、7mm基準を超えている可能性があります。その場合はひび割れリスクについて業者に質問してみましょう。それで大丈夫でしょうかと聞くだけでも、業者の説明の丁寧さが分かります。


こうした確認は、契約前のメモ1枚で済む簡単な作業です。リフォーム後の補修費用を避けるためにも、契約前に厚みと塗り回数だけは必ずメモしておくことをおすすめします。

マキタ(Makita) 充電式クリーナ(アイボリー)バッテリ内蔵式 10.8V2Ah 充電器付 CL116DWI