初期消火訓練を保育園でリフォーム前に知る心得

保育園の初期消火訓練は法律でどう決まっているのか。リフォームを考える前に知っておきたい設備や頻度の落とし穴を解説します。あなたの園は大丈夫でしょうか?

初期消火訓練を保育園でリフォームと合わせて考える

保育園の消火訓練は「年2回でOK」と思っていませんか。実は毎月1回の訓練が義務です。


参考)保育施設における防災と減災


初期消火訓練×保育園リフォームの3ポイント

🧯

訓練頻度は年2回ではない

児童福祉施設最低基準第6条により、避難・消火訓練は毎月1回以上の実施が義務付けられています。


🏗️

監査で指摘が多いのは「毎月実施していないこと」

保育園の監査指摘事項の中で最も多いのが「初期消火訓練を毎月行っていない」というケースです。


参考)保育園の火災予防と訓練方法について

🚪

避難スペースの確保はリフォーム設計に直結

火災時に一時待避できる広さのスペース確保が求められ、間取り変更時には要注意です。


参考)https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc0411&dataType=1&pageNo=1dataType=1href="https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc0411&dataType=1&pageNo=1">https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc0411&dataType=1&pageNo=1pageNo=1" target="_blank" rel="noopener">・児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の一部改正の取扱いに…


初期消火訓練の実施回数を保育園はどう決めているか



保育園の消火訓練は「年2回」という一般的な事業所の基準と混同されがちです。


しかし児童福祉施設の場合は児童福祉施設最低基準第6条により、避難及び消火の訓練を少なくとも毎月1回行うことが義務とされています。これは消防法上の「年2回以上」という特定防火対象物の基準とは別枠のルールです。



つまり保育園は毎月訓練が原則ということですね。


リフォームで保育室の配置を変える際は、この毎月訓練を無理なく実施できる避難経路になっているかも合わせて検討する必要があります。避難経路が複雑になると、毎月の訓練自体が形骸化しやすくなるため注意が必要です。


具体的には、廊下の幅がはがき2枚分(約20cm)未満だと、乳幼児と保育士が同時に通過しづらくなるケースもあります。リフォーム図面を確認する際は、避難経路の幅を実測しておくと安心です。


初期消火訓練で使う消火器の設置と保育園の建物基準

消火訓練を実施するには、消火器や屋内消火栓を使った訓練が想定されています。ビル内保育施設では自動消火設備がない場合、手動で初期消火を行う必要があり、消火器の設置位置を職員全員が事前に把握しておくことが求められます。


参考)https://www.jafpe.or.jp/en/pdf/hoikushisetsunokasaianzen.pdf


これは意外ですね。


消火器は「見えるところに置けばいい」というものではありません。乳幼児の手が届かない高さでありながら、保育士が数秒で取り出せる位置に設置することが原則です。


リフォームで壁面収納や間仕切りを新設する際、消火器の視認性や取り出しやすさを妨げてしまう配置は避けるべきです。消火器ボックスをオープンシェルフ型にするなど、リフォーム業者と事前に相談しておくと後々のトラブルを防げます。


初期消火訓練と避難スペース確保のリフォーム上の注意点

厚生労働省の通知では、火災や地震の際に乳幼児や保育士が安全に待避し、外部からの救助を待つことができる広さのスペース確保が必要とされています。目安としては、教室1室分程度、面積で言えばおよそ畳10畳分ほどのスペースを想定しておくと分かりやすいでしょう。



このスペースが確保できないと、避難訓練自体の実効性が落ちてしまいます。


リフォームで壁を増設したり収納スペースを増やしたりする際は、この待避スペースを圧迫しないかを必ず確認してください。設計段階で消防署に事前相談を行い、消防計画との整合性を取っておくことがトラブル回避の条件です。


また、階段室の手すりの高さや蹴上げの高さも、乳幼児が安全に降りられる基準が定められています。リフォーム時にデザイン性を重視しすぎて基準を外れると、後から改修が必要になり余計な出費がかさむ点は痛いですね。



初期消火訓練の年間計画と防火管理者の役割

保育園では防火管理者が消防計画を作成し、消火・避難・通報の訓練を計画的に実施する責務を負っています。多くの園では通報訓練・初期消火訓練・避難訓練をまとめた総合訓練を年1回、初期消火と避難訓練を組み合わせた訓練を追加で実施するパターンが一般的です。


参考)消防訓練・避難訓練の実施と義務 - 児発放デイ運営チャンネル


とはいえ、実際には月ごとに異なるテーマ(地震想定、火災想定、水害想定など)で訓練を分散させている園も多く、必ずしも毎回同時に消火訓練を行っているとは限りません。



つまり訓練内容は組み合わせが柔軟ということですね。


リフォームのタイミングで消防計画自体を見直す園も少なくありません。工事によって避難経路や設備配置が変わる場合は、消防計画の変更届出が必要になるケースもあるため、事前に消防署へ確認することをおすすめします。


リフォーム視点で見る初期消火訓練の独自チェックポイント

一般的な記事では触れられにくい視点として、リフォーム工事期間中の訓練継続という論点があります。工事中は仮設の避難経路や資材の一時保管が発生し、通常の訓練計画通りに動けない場合があります。


工事期間中も毎月の訓練義務は継続するため、仮設経路での訓練を想定したシミュレーションが必要です。


工事業者と保育園側で避難経路の一時変更を共有しておかないと、いざという時に職員が迷うリスクがあります。事前に工事スケジュールと訓練日程を照らし合わせておくと、混乱を避けやすくなります。


厚生労働省による児童福祉施設の避難・消火訓練基準の詳細通知はこちら


保育園の監査で指摘されやすい消火訓練の実施状況についてはこちら

【Amazon.co.jp限定】ケルヒャー(Karcher) 高圧洗浄機 K2サイレントBC 静音機能 軽量 小型 コンパクト収納 簡単接続 洗車 泥 花粉除去効果 黄砂 (50/60Hz) 1.600-924.0