あなたの3m設置、100kgのままだと誤解です。
「耐荷重100kg」と書かれていると、3mいっぱいまで伸ばしても100kgに耐えると思いがちです。ですが実際は、突っ張り棒の耐荷重は長さで変わる商品が多く、メーカー系の解説でも「短く使うほど強く、長く使うほど弱くなる」と案内されています。結論は条件付き表示です。
平安伸銅工業の解説では、同じ棒でも短く使うほどパイプの重なりが増え、しなりが減るため強力になると説明されています。たとえば100cmで使いたいなら、60~110cm対応より90~150cm対応のほうが、伸ばし量が少ない分だけ有利です。つまり長さ選びが基本です。
通販上位の商品を見ると、3m級では「耐荷重100kg」と強く見せる商品がある一方で、250~450cm対応では15~80kgのように、長さで耐荷重が大きく下がる例も確認できます。3mという数字は見た目以上に過酷です。長尺ほど慎重さが要ります。
参考)https://item.rakuten.co.jp/zakkabenrikuishinbou/b093zlqhnv/
ここで怖いのは、見た目では固定できているように見える点です。洗濯物や衣類をまとめて掛けたあと、夜中に落下すると壁紙補修や片付けで数時間を失うこともあります。設置直後に水平と固定ネジを確認する、この1動作だけ覚えておけばOKです。
設置手順の確認には、メーカーの取り付け解説ページが役立ちます。
平安伸銅工業の解説。ジャッキ式とバネ式の違い、長さで耐荷重が変わる考え方を確認できます。
リフォームに興味がある人ほど、棒のスペックだけ見て進めないほうが安全です。強い突っ張り棒でも、設置面が滑りやすい、壁紙が浮いている、石こうボード面が弱いと、圧着が安定せず性能を出し切れません。設置面が条件です。
FNNの記事でも、突っ張り棒は壁紙に傷をつけてしまうことがあると触れられています。ジャッキ式は強力なぶん壁にかかる圧力も大きく、軽量タイプより設置面の状態に結果が左右されやすいです。ここは意外ですね。
参考)https://www.mapple.net/original/403969/
3m級なら、端部2か所に力が集中します。接地面が直径5cm前後の円だとすると、はがきより少し狭いくらいの面積で踏ん張るイメージです。壁面保護や滑り対策が必要な場面では、リスクを減らす狙いで専用パッドやすべり止め付き製品を確認するのが候補になります。
参考)https://www.monotaro.com/k/store/%E5%AE%B6%E5%85%B7%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB/
家具転倒防止向けの突っ張りポールは、面で支える発想が参考になります。
耐圧200kg級の家具固定ポール例。すべり止め付きで、設置面の考え方をつかめます。
100kg対応と聞くと、服を大量に掛けても余裕だと思いやすいです。ですが衣類は積み上がると想像以上に重く、メーカー解説ではメンズスーツ1~2kg、ワイシャツ250~300g、ウールコート1~1.5kgが目安とされています。数字で見ると現実的です。
特に部屋干しは注意です。濡れた洗濯物は乾いた衣類より重く、エアコンやサーキュレーターの風で横揺れも増えます。部屋干し用途では、使う場面のリスクを減らす狙いで、耐荷重に余裕があるジャッキ式と、荷重を左右に分散する掛け方を選ぶと失敗しにくいです。
検索上位の記事は、商品紹介や耐荷重一覧で終わることが多いです。ですがリフォーム視点では、「100kgの棒を買うか」より「3mを1本で済ませるか」を先に考えたほうが、費用も手間も下げやすい場面があります。1本主義は危険です。
たとえば3mスパンに洗濯物や衣類を集約すると、中央のたわみと端部荷重が同時に厳しくなります。一方で、間取りが許すなら1.5m前後を2系統に分ける、あるいは天井突っ張り棚やハンガーラック型へ切り替えるほうが、結果として落下対策や模様替えの自由度が上がります。分散は効きます。
参考)https://www.monotaro.com/k/store/%E5%AE%B6%E5%85%B7%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB/
費用感でも差が出ます。3m級の高耐荷重棒を買い直して壁紙補修まで発生すると、数千円の節約が無意味になることがあります。あなたが最初にやることは、設置幅、掛けたい総重量、壁面の硬さをメモすることですね。