床下乾燥剤(調湿剤)だけ敷けば、あなたの家の湿気はほぼ解決しない。
床下乾燥剤(調湿剤)の基本的な働きは、床下空間の湿度が高いときに湿気を吸収し、乾燥しているときは水分を放出して湿度のバランスを保つことです。 まるで呼吸するように湿度をコントロールする機能を持っており、カビやダニ・シロアリといった害虫が発生しにくい環境づくりに貢献します。
参考)https://www.qujolia.jp/column/9739.html
これは使えそうです。
床下の湿気を放置すると、木材の腐朽が進み、家の土台そのものの強度が低下します。 腐朽とカビはセットで進行することが多く、健康被害にも直結するため早めの対処が重要です。
ただし「乾燥剤を敷けば万事OK」という考え方は危険です。調湿剤には「飽和」という限界があり、吸湿しきった状態になるとそれ以上の湿気を吸収できなくなります。 飽和を超えると、逆に調湿剤が湿気を保持して床下の湿度を高くする原因になるケースも報告されています。 つまり、適切な量の施工と防湿シートの組み合わせが条件です。
参考)https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/11249900821/
床下乾燥剤として市販されている主な種類は、ゼオライト・シリカゲル・炭(活性炭)の3種類です。 それぞれ吸湿力や持続年数、価格に違いがあります。
参考)https://www.qujolia.jp/column/9739.html
| 種類 | 吸湿力の目安 | 持続性 | コスト感 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ゼオライト | 炭の約10倍 | 半永久的 | 中〜高 | 消臭効果も高く、アンモニア吸着は炭の35倍以上 |
| シリカゲル | 高め | 5〜10年程度 | 中 | コスパが良く、DIY施工にも向く |
| 炭(活性炭) | 標準 | 半永久的 | 高め | 消臭・防虫効果あり。吸湿力はゼオライトより低い |
ゼオライトは天然素材で、島根県産のものが代表例です。 炭と比べると同体積での吸放湿性能が約10倍とされており、消臭効果も非常に高いのが特徴です。
参考)https://store.shopping.yahoo.co.jp/yojozai/sn2722.html
シリカゲルはコスパが良く、DIYで施工する際に扱いやすい素材です。 厚さ1cm程度を目安に床下全体に均一に敷き詰めることが推奨されています。 ただし粉塵が舞いやすいため、施工時はマスクの着用が必須です。
参考)https://harus-diy.blog/283/
炭は歴史的に使われてきた素材ですが、吸湿力の面ではゼオライトに劣ります。意外ですね。調湿・消臭・防虫を同時に求めるなら、ゼオライトのほうが費用対効果は高いと言えます。
参考)https://store.shopping.yahoo.co.jp/yojozai/sn2722.html
床下乾燥剤を設置するときは、いきなり土の上に撒くだけではほとんど効果が出ません。正しい施工の手順を守ることが大切です。
参考)https://housetech88.com/underfloor-drying-agent/
施工の基本手順は以下のとおりです。
参考)https://housetech88.com/underfloor-drying-agent/
参考)https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/10219514780/
防湿シートは必須です。シートを敷かずに乾燥剤だけを土の上に置いた場合、地面から常に発生する水蒸気を乾燥剤が吸い続け、すぐに飽和してしまいます。 ポリエチレン製の防湿シートで土壌からの湿気を遮断した上で乾燥剤を使うことで、初めて本来の効果が発揮されます。
参考)https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/11249900821/
施工量の目安は、一般的な調湿剤で1坪あたり20〜30kgが標準とされています。 防湿シートがない場合は1坪あたり2袋(約40kg)に増量するのが原則です。 湿気が特に多いエリアでは多めに敷くことが重要です。
参考)https://urakawa-shouten.com/yukashita/
専門業者に施工を依頼する場合、人件費込みで1坪あたり約2万円が目安です。 住宅の床面積が30坪であれば、概算で60万円前後の費用がかかる計算になります。
参考)https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11267901121
痛いですね。
問題になりやすいのは、飛び込み業者による高額請求です。床下乾燥剤材料の単価は5袋10万円という金額は市場価格より大幅に高く、現地調査後に当初の7倍以上の費用を請求されたというトラブルも実際に報告されています。 「今すぐやらないと家が腐る」という煽り文句で契約を迫るパターンが多いため注意が必要です。
参考)https://www.gunma-jkk.or.jp/uploads/2022/07/02-01-006.pdf
DIYで行えばコストを大幅に抑えられます。防湿シート(50㎡分)は約2,000円、床下さらり10kgは1,100円前後で入手可能です。 材料費だけでみれば、業者施工の10分の1以下で済む場合もあります。
参考)https://www.youtube.com/watch?v=_19SADh4hrk
適正な業者かどうか見極めるためには、見積もりを複数社から取ること、材料名・数量・単価が明記された見積書を必ず確認することが基本です。群馬県消費生活センターなど公的機関でも飛び込み業者によるトラブル事例が公開されており、参考になります。
参考)https://www.gunma-jkk.or.jp/uploads/2022/07/02-01-006.pdf
床下乾燥剤の業者トラブル事例について、公的機関が注意を呼びかけています。
群馬県消費生活センター:床下乾燥剤工事の価格トラブル事例(PDF)
床下乾燥剤と防湿シートだけでは解決しないケースがあります。それは「通気不足」が原因の湿気問題です。
参考)https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/10219514780/
布基礎が空気の流れを阻害している場合、床下内で空気が滞留し続けます。その結果、乾燥剤が吸った湿気が逃げる場所を失い、効果が大幅に低下します。 通気不足が原因の場合は、床下換気扇の設置が最も効果的な対策です。
参考)https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/10219514780/
床下換気扇は10〜25万円程度が相場で、外気の乾いた空気を床下に送り込み、湿度を強制的に下げることができます。 乾燥剤との組み合わせで使うと、乾燥剤が飽和しにくくなり、半永久的な効果が期待できます。
参考)https://yuko-navi.com/underfloor-moisture-measures
具体的な確認方法としては、まず床下収納などから床下を覗いて空気の流れがあるか確認します。基礎の通気口がふさがっていたり、物が置かれていたりする場合は換気改善が先決です。
参考)https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/10219514780/
床下換気扇は取り付け工事が必要ですが、湿気が構造材の腐朽を引き起こすリスクと比べれば、投資対効果は非常に高いと言えます。床下乾燥剤の効果を最大限に引き出すためには、換気環境の整備まで一緒に考えることが大切です。
参考)https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/10219514780/
床下換気扇の詳細なメーカー情報や製品選びの参考として、こちらも確認しておくと役立ちます。
| 種類 | 主な使用時期 | 地球温暖化係数(GWP) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| R22 | 〜2000年代前半 | 1,810 | オゾン層破壊あり、製造禁止済み |
| R410A | 2000年代〜2010年代 | 2,090 | 高GWP、順次切り替え中 |
| R32 | 2015年〜現在 | 675 | 低GWP、現在の主流 |