「安いスチール製のアングル金物を屋外に使ったら、半年でサビが広がり木材まで腐った」という事例が実際に起きています。
アングル金物とは、主にL字型(直角)に折れ曲がった板状の金属部品で、木材や金属の接合部を補強するために使う金物です。 DIYからリフォームまで幅広く使われており、棚受け・コーナー補強・家具の転倒防止など、用途は非常に多岐にわたります。
参考)https://daidohant.com/tips/%E8%A3%9C%E5%BC%B7%E9%87%91%E7%89%A9%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E/
リフォームの現場では、壁の棚を取り付ける際の棚受けとして最もよく登場します。ただし「L字型の金具なら何でも同じ」という思い込みは危険で、形状・材質・サイズの選択を間違えると、施工後に強度不足が発生します。
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アングル金物の形状は主に5種類に分けられます。それぞれ用途が異なります。
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| 形状 | 別名 | 主な用途 |
|---|---|---|
| L型(アングル) | 金折・隅金 | コーナー補強・棚受け・家具固定 |
| コの字型 | ミニステー | 直交する木材の接合・棚板受け |
| フラット型(I字) | 一文字・プレート | 継手の補強・2枚の板の連結 |
| T字型 | T字プレート | T字に交わる木材の補強 |
| Z型・S型 | Zステー | 高さや厚みの異なる材の接合 |
また、山形金具と呼ばれる形状もあります。コーナーに配管や壁の凸部があってL型が入らないときに使う、問題解決型の金物です。
参考)https://daidohant.com/tips/%E8%A3%9C%E5%BC%B7%E9%87%91%E7%89%A9%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E/
材質の選択がアングル金物で最も重要な判断ポイントです。 主に使われる3種類の特徴をまとめます。
参考)https://www.monotaro.com/note/productinfo/reinforcing_bracket/
スチールは室内の乾燥した場所なら問題ありません。 ただし、洗面所や浴室まわりのリフォームでスチール製を使うと、1〜2年でサビが表面に浮いてきて、隣接する木材まで腐食させるリスクがあります。これは時間とお金の両方を無駄にします。
参考)https://daidohant.com/tips/%E8%A3%9C%E5%BC%B7%E9%87%91%E7%89%A9%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E/
アングル金物のサイズ選びで最もよくある失敗が「見た目で選ぶ」ことです。小さすぎる金物は見かけ上は固定できていても、荷重がかかると曲がります。
参考)https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/howto/33504/
棚受けとして使う場合の目安は次のとおりです。
アーム長さ150mmはだいたい名刺の長辺(約91mm)より少し長い程度のイメージです。棚の奥行きに対して金物のアームが短すぎると、先端に荷重が集中して傾きます。 つまり金物のアーム長さ=棚の奥行きの7〜8割が基本です。
参考)https://daidohant.com/tips/%E8%A3%9C%E5%BC%B7%E9%87%91%E7%89%A9%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E/
ステンレス製のLアングルジャンボサイズ(300mm×300mm)は定価5,400円前後と、スチール製の小型金折(数十円〜)と比べると価格差が大きいです。 用途に合ったサイズを選ぶことで、無駄なコストを省けます。
参考)https://www.kawaki-sowa.co.jp/product_search/category11/series0697
リフォームで特に見落とされがちなのが、壁内部や床下に取り付けたアングル金物の劣化です。これは知らないと数年後に大きな損失につながります。
参考)https://www.sakurajimusyo.com/cont/col/30377/
外から見えない箇所のスチール製金物は、湿気による腐食が進んでいても気づきません。たとえば在来工法の木造住宅を部分リフォームした際、古い補強金物をそのまま残して新しい仕上げ材を張ると、腐食した金物が原因で木材が弱くなるケースがあります。 厳しいところですね。
参考)https://www.kana-e.co.jp/choose.html
また、建築基準法(平12建告第1460号)では、筋かい金物の種類・接合方法・壁倍率について具体的な基準が定められています。 DIYレベルのリフォームであっても、構造に関わる箇所の金物は規格品を使うことが安全上の大前提です。
参考)https://www.kana-e.co.jp/choose.html
具体的なリスクを回避する手順として、以下の3点を確認することを推奨します。
既存のアングル金物がスチールか判断しやすい方法として、100円ショップの磁石を使った確認が手軽です。これは使えそうです。 Zマーク・Cマーク認定品を製造販売しているメーカー情報は、株式会社カナイのウェブサイトで詳しく確認できます。
アングル金物の種類を選ぶ際に参考になる権威ある情報源をご紹介します。
補強金物の素材・形状・用途の詳細な一覧(ホームセンター事業部の専門解説ページ)。
補強金物の種類|商品豆知識|ホームセンター事業部
筋かい金物の壁倍率・金物工法への適合一覧(BXカネシン公式、構造金物の選定基準として信頼性が高い)。
色々な筋かい金物があるけど、何が違うのでしょうか|BXカネシン
建築金物の選び方・建築基準法との関係(株式会社カナイ、ISO9001・Zマーク・Cマーク認定メーカー)。
建築金物の選び方|株式会社カナイ