自分でやれば無料と思いがちですが、壁内配線DIYで失敗すると修繕費が5万円以上かかるケースがあります。
リフォームでLAN配線工事を検討するとき、まず気になるのが「いくらかかるか」という点です。工事の種類や住まいのタイプによって費用は大きく変わります。
戸建て・マンション別の費用相場は以下の通りです。
| 施工ケース | 費用目安(税込) |
|---|---|
| 戸建て1部屋(表面配線) | 1〜3万円前後 |
| 戸建て1部屋(壁内配線) | 2〜5万円前後 |
| 戸建て全室(3〜4部屋) | 5〜15万円前後 |
| マンション1室(表面配線) | 1〜3万円前後 |
| マンション(壁内・管理組合確認要) | 3〜8万円前後 |
| 部屋をまたぐ配線 | 10〜20万円程度 |
表面配線とは、壁にモールを貼ってケーブルを通す方法です。壁内配線は見た目がすっきりしますが、施工難易度が上がるため費用も高めになります。
参考)https://www.panduit.co.jp/column/naruhodo/15654/
費用の大部分を占めるのが人件費です。作業員1人あたりの派遣費は1万円前後が相場で、LAN配線1本あたりは8,000円前後が目安とされています。
参考)https://eonet.jp/column/optical-line/lan-construction.html
つまり配線の本数が増えるほど、費用は比例して上がります。
「見積もりが想定より高かった」という声はよく聞きます。その原因の多くは、費用に影響する要素を事前に把握していなかったためです。
費用を大きく左右する要素は主に4つあります。
参考)https://ainet.life/blog/444
参考)https://office110.jp/lan/price/
参考)https://office-lan.net/lan/plan/
空配管の有無は特に重要です。新築・リフォーム時に空配管だけ先に通しておくと、後日の配線工事費を大幅に抑えられます。これは知っておくと得する知識ですね。
配管なしで壁内配線を後から追加するケースは、「壁を開口する費用」が別途発生することがあります。その場合、工事費の合計が当初見積もりの1.5〜2倍になることも珍しくありません。注意が必要です。
業者から見積書が届いたとき、何が書いてあるか分からないと比較もできません。項目ごとの相場を把握しておけば、適正価格かどうかを自分で判断できます。
費用の内訳と相場の目安は以下の通りです。
参考)https://business.ntt-east.co.jp/column/service/omakase_it_lan/lanwiring_none.html
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 派遣スタッフ(1人) | 10,000円 |
| LAN配線(1本) | 7,000〜12,000円 |
| パッチ配線 5m以下(1本) | 3,000〜5,000円 |
| ルーター設置・設定(1台) | 10,000円前後 |
| HUB設置(1台) | 3,000〜5,000円 |
| ネットワーク設定費 | 7,000〜8,000円 |
参考)https://rescue.epark.jp/columns/denki/lan/1511
「派遣費」は業者が現地に来るための費用で、距離や地域によって変動します。東京23区内でも16,500円程度かかる業者もあります。
参考)https://office-lan.net/lan/plan/
見積書にモールや壁材などの「材料費」が別途記載されている場合は、そこも合計に含めて判断する必要があります。材料費が明記されていない見積もりは要注意です。
「自分でできる部分は自分でやって、費用を節約したい」という考えは合理的です。ただし、何をどこまで自分でやってよいかは、明確な境界線があります。
LANケーブルの配線(ケーブルを敷設するだけの作業)は、資格なしで誰でも行えます。 これはDIYで対応可能な範囲です。
一方で、アナログ電話回線・光ファイバー回線などに端末設備を接続する「回線工事」は、「工事担任者」という国家資格が必要です。 これは業者に任せるべき範囲です。
参考)https://common.uchi52.com/column/lan-construction-by-myself-without-qualification/
具体的にDIYでできること・できないことを整理します。
DIYで機器(ルーターやHUB)やLANケーブルを自分で用意するだけでも費用を数万円抑えられます。LANケーブル10mの市販品は500〜1,700円程度なので、業者に材料を手配させるよりかなりお得です。
参考)https://office110.jp/lan/knowledge/cost/recommended/
DIYと業者依頼のバランスが、費用節約の鍵です。
リフォーム業者とLAN工事専門業者では、得意分野が異なります。どちらに頼むかで品質や費用に差が出ることがあります。
業者選びで確認すべきポイントは次の通りです。
参考)https://office110.jp/lan/knowledge/cost/discount/
なかでも「見積もりの複数取得」は特に有効です。たとえば、ある業者では配線工事合計が143,000円かかるところ、別業者では同内容で75,000円という事例もあります。 差額は約7万円です。これは大きな節約になりますね。
参考)https://office110.jp/lan/price/
マンションで壁内配線を検討している場合は、事前に管理組合への確認が必要です。 無断で壁に穴を開けると、原状回復費用を請求されるリスクがあります。確認してから進めるのが原則です。
より詳しい費用相場や業者比較については、以下も参考になります。
LAN配線工事の費用相場と業者選びの詳細(NTT東日本)。
LAN配線の工事事業者を選ぶ3つの基準 - NTT東日本
壁内配線の費用と手順(パンドウイット)。
LANケーブルの壁内配線とは?作業手順や料金相場 - パンドウイット
LAN配線を自分でやる方法と注意点(ライフテックス)。
有線LANの配線工事は自分でできる?壁内配線のDIYの方法と注意点