カバーを付けても、ドアスコープを塞がないと侵入リスクはほぼ下がりません。
参考)https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2014/

サムターンとは、玄関ドアの内側についているつまみ型の錠前部品です。 通常は指でつまんで回すだけで施錠・解錠できる便利な仕組みですが、その手軽さが防犯上の弱点にもなっています。 空き巣犯はドアスコープ(のぞき穴)や郵便受けの隙間、ドアとフレームの隙間などから細い工具を差し込み、このサムターンを外から回して侵入する手口を「サムターン回し」と呼びます。
参考)https://kagiyakeyrescue.com/trouble/post_2660/
サムターン回し防止カバーは、このつまみ部分を円筒形や半球形のカバーで覆い、工具が引っかかりにくくする防犯グッズです。 指でつまめる形状をなくすことで、金属製の細いワイヤーや棒状工具を差し込んでも空回りするようになります。これが基本原則です。
参考)https://store.shopping.yahoo.co.jp/anshin-hiroba/tanaka-no120.html
価格帯は1,000円前後のシンプルなものから、ダイヤルロック機能付きで3,000〜5,000円程度のものまで幅広く存在します。 工具不要で両面テープや専用金具で固定できる製品が多く、DIYが苦手な方でも10〜15分程度で取り付けられるものが主流です。
ただし、カバーを取り付けても「完璧な防犯」にはなりません。 警察庁の統計によれば、空き巣の侵入手口のうちサムターン回しなど「施錠開け」が占める割合は約8%程度にとどまっており、無施錠や窓ガラス破りのほうが件数としては多い実態があります。 つまり、カバーは「有効な対策の一つ」ではありますが、玄関の施錠忘れや窓の防犯対策を並行して行うことが前提です。
参考)https://www.alsok.co.jp/person/recommend/211/
サムターンカバーには大きく3つのタイプがあります。
参考)https://www.kagi110qq.co.jp/security/column225.html
賃貸でサムターンカバーを使う場合、管理規約で「ドアへの加工禁止」が定められていることがあります。 その場合はネジ固定タイプではなく、両面テープや挟み込み式を選ぶのが原則です。取り付け前に必ず管理会社や大家さんへ確認する一手間を惜しまないようにしてください。
参考)https://www.kagi110qq.co.jp/security/column225.html
製品選びで見落とされがちな点が「サムターン形状との適合性」です。 国内メーカーの多くは一般的な丸形・楕円形サムターンに対応していますが、異形サムターンや特殊鍵付きドア(高セキュリティ錠)では対応カバーが限られます。購入前に自宅のサムターンの直径と形状を確認しておくと、取り付け失敗を防げます。
参考)https://store.shopping.yahoo.co.jp/anshin-hiroba/tanaka-no120.html
ノムラテック 快適防犯 サムターンカバー(公式製品ページ):後付けで施錠機能も追加できる国内主要メーカーの製品詳細
取り付け自体は簡単ですが、「正しく機能させる」には手順の確認が必要です。まず事前準備として、サムターンの直径(多くの場合30〜50mm程度)と取り付け部分の奥行きを定規で測っておきましょう。 はがきの短辺が約10cmなので、直径50mmというのはその半分ほどのサイズ感です。
参考)https://store.shopping.yahoo.co.jp/anshin-hiroba/tanaka-no120.html
一般的な取り付け手順(ネジ固定タイプ)
よくある失敗が「締め付けすぎ」です。 強くネジを締めすぎると、サムターン自体が変形し、解錠できなくなるトラブルが報告されています。 また、両面テープ固定タイプは貼り付け直後に強い力をかけると剥がれやすいため、24時間は強く引っ張らないようにするのが基本です。
参考)https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10244527485
もう一つ見落とされがちなのが、カバー取り付け後の「緊急脱出確認」です。 火災や地震などの緊急時に素早くドアを開けられるか、暗い場所でも操作できるかを事前にシミュレーションしておくと安心です。ダイヤルロック付きカバーの場合は特に、番号を家族全員が把握しているかチェックしておきましょう。
参考)https://kagi-help.com/column/922
サムターン回し防止カバーを付けたのに侵入された、という事例が起きる理由があります。 サムターンに工具を届かせる「入口」が、ドアスコープや郵便受けなど別の場所にある場合、カバーだけでは意味がありません。これが最大の盲点です。
参考)https://www.kenzai.or.jp/past/kouryu/kouryu_9.html
ドアスコープ(覗き穴)は外から覗かれるだけでなく、金属棒を差し込む侵入口としても使われます。 対策としては「ドアスコープカバー(室内側に後付けできる遮蔽プレート)」を取り付けることで、外からの工具挿入を物理的にブロックできます。室外側は外れない構造になっているものが推奨です。
参考)https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2014/
郵便受けが玄関ドア一体型(ポスト口がドア本体にある)の場合も要注意です。 口から細い棒を差し込み、奥のサムターンに届かせる手口が実際に使われています。郵便受けの内側に落下防止バーや目隠しカバーを後付けすることで、この侵入経路を塞ぐことができます。
参考)https://meetsmore.com/services/lock-exchange/media/85098
これら3点をセットで対策すると、侵入の難易度が大幅に上がります。セット対策が条件です。
ALSOK|ドアスコープの危険性と防犯対策:ドアスコープを使ったサムターン回しの手口と対策方法の詳細
カバーはあくまでも「後付け対策」です。 リフォームのタイミングであれば、サムターン自体を防犯性の高いものに交換する「根本解決」がより確実です。
参考)https://www.ksos-web.jp/homesecurity/column/security/10050352_9658.html
防犯性能の高いサムターンには、以下のようなタイプがあります。
シリンダー交換の費用相場は、業者に依頼した場合で1万5,000〜3万円程度が目安です。 ただし「シリンダー交換時に、今まで使っていたシリンダーをサムターン側に付け直すと追加費用なしで両面シリンダー化できる」ケースもあるため、鍵業者への相談段階で確認する価値があります。
参考)https://mazken.jp/lands/products/door/thm.htm
くらしのマーケット|サムターン回し対策の総合解説:賃貸・戸建て別の具体的な対策方法と費用目安