屋内に点字ブロックを設置すると避難経路が塞がれることがあります。

屋内の点字ブロック設置基準は、国土交通省が定める「建築物移動等円滑化誘導基準」がベースになっています。この基準では、廊下の幅や勾配、点状ブロックの設置位置などが細かく規定されています。
参考)https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/barrier-free.files/guideline12.pdf
たとえば、階段や傾斜面の上端には点状ブロックを設置することが求められています。これは踏み外しを防ぐための重要な目印になるからです。
つまり、階段の手前には必ず点状ブロックが必要ということですね。
一方で、この誘導基準は「一定規模以上の特定建築物」が対象であり、個人住宅のリフォームでは義務化の対象外になるケースがほとんどです。ここを誤解して「自宅にも設置義務がある」と思い込んでいる人が多いのが実情です。
リフォームを検討する際は、まず建物が誘導基準の対象になるかどうかを自治体の窓口やバリアフリー担当課に確認するのがおすすめです。確認方法は電話一本で済むことが多く、手間はかかりません。
点字ブロックには「点状ブロック」と「線状ブロック」の2種類があり、それぞれ役割が異なります。点状ブロックは「止まれ」「注意」を示すもので、階段や出入口の手前に使われます。
参考)https://www.ecomo.or.jp/barrierfree/guideline/data/guideline_fune_6_pdf.pdf
線状ブロックは進行方向を示すためのもので、廊下の中央などに連続して敷設されます。この2つを混同して設置してしまうと、視覚障害者にとって逆に分かりにくい案内になってしまいます。
役割を混ぜると誤誘導のリスクがあります。
具体的なサイズ感で言うと、1枚のブロックはおよそ30cm角で、はがき2枚分弱の大きさです。これを連続して敷くことで、視覚障害者は足裏の感覚だけで方向を認識できるようになります。
リフォームで屋内に誘導路を作る場合は、点状と線状の配置図をあらかじめ作成しておくと施工ミスを防げます。設計段階で施工会社に配置図の提出を依頼するのが確実です。
コントラスト不足は思わぬ事故につながる恐れがあります。
たとえば、床が薄いベージュ系の場合、黄色ブロックとのコントラストが不十分になり、弱視の方が段差や分岐点を認識しにくくなるケースが報告されています。これは意外と知られていない落とし穴です。
参考)https://www.iatss.or.jp/entry_img/iatss40_practice_14.pdf
色が周囲と同化すると効果が半減します。
リフォームで内装の色を決める際は、点字ブロックを設置する予定のエリアだけでも明度差を意識して床材を選ぶと安心です。インテリアコーディネーターに「バリアフリー基準に配慮した配色」を相談するのも一つの方法です。
リフォーム業界であまり語られない話ですが、点字ブロックは「設置して終わり」ではなく、経年劣化による滑りやすさの変化も問題になります。屋内用ブロックは屋外用より摩耗が早く、数年で凹凸が薄れることがあります。
凹凸が薄れると誘導効果が落ちます。
また、床暖房を導入した住宅では、樹脂製の点字ブロックが熱で変形しやすいという報告もあります。せっかく設置したブロックが数年で使えなくなるのは、時間もお金も無駄になってしまいますね。
床暖房との併用は要注意です。
対策としては、床暖房エリアには耐熱性の高いタイル一体型ブロックを選ぶという選択肢があります。施工前に、耐熱表示のある製品カタログを確認しておくと安心です。
設置基準を自分で全て判断するのは難しいため、多くの自治体がバリアフリー化のチェックリストを公開しています。これを使えば、廊下幅や勾配、ブロックの位置が基準を満たしているか一つずつ確認できます。
チェックリストがあれば見落としを防げます。
チェックリストの項目数は建物によって異なりますが、一般的な小規模施設でも20項目以上に及ぶことがあります。これを一人で確認するのは時間がかかるでしょう。
どうすればスムーズに進められるでしょうか?
その場合は、リフォーム業者に「バリアフリー法の誘導基準チェックリストに基づいた設計」を依頼するのが現実的です。事前に見積もり依頼時にチェックリスト対応の有無を確認しておくとスムーズです。
国土交通省の建築設計標準では、屋内用点字ブロックの設置基準や誘導基準の適用範囲が詳しく解説されています。
アイリスオーヤマ リンサークリーナー コンパクトモデル 【テレビ放映商品】 染み抜き 布洗浄機 カーペットクリーナー 染み抜き 布洗浄機 温水対応 RNS-300