図面なしで作り始めたテラス屋根が、10㎡を超えただけで「違法建築」扱いになり、撤去命令が届いた事例があります。
テラス屋根のDIYで図面を描く際は、「平面図」「側面図」「材料リスト(仕様書)」の3種類を最低限用意するのが基本です 。平面図は上から見た形で、間口(横幅)と出幅(奥行き)の寸法を書き込みます。側面図は柱の高さや屋根の傾斜角度を確認するためのもので、雨水の流れ方向を決める重要な図面です。
平面図を描くときは、まず取り付ける壁面の幅を実測してからスタートします。間口の寸法は「0.5間(約90cm)刻み」でメーカー規格品に合わせると、アルミ製既製品の活用もしやすくなります 。市販品の場合、間口1.5間(約270cm)×出幅5〜6尺(約150〜180cm)が最もポピュラーなサイズです。
参考)https://g-exterior.com/useful/roof/
材料リストには、垂木・母屋・桁・柱・波板・垂木掛けの本数と寸法を書き出します。これで現場での材料不足や買い直しを防げます。つまり、図面と材料リストをセットで用意することが基本です。
図面に記入する主な寸法は「間口(幅)」「出幅(奥行き)」「軒高(柱の高さ)」「屋根の勾配」の4つです 。それぞれに適切な基準値があり、外れると強度や使い勝手に問題が出ます。
| 寸法項目 | 一般的な数値 | 目安のイメージ |
|---|---|---|
| 間口(幅) | 1.5間(約270cm)前後 | 軽自動車1台分の横幅くらい |
| 出幅(奥行き) | 5〜6尺(約150〜180cm) | 大人が両手を広げた長さ前後 |
| 軒高(柱の高さ) | 200〜220cm | ドアの高さより少し低め |
| 垂木間隔 | 45.5cm(455mm)が標準 | 雑誌3冊分くらいの間隔 |
| 母屋間隔 | 550mm以下 | A3用紙の短辺くらい |
垂木の設置間隔は455mm(約45.5cm)が標準ですが、屋根材が重い場合や積雪地域では303〜364mmに狭めて強度を上げます 。母屋間隔は550mm以下を守らないと、波板がたわんで積雪時に破損します 。
参考)https://www.dcm-hc.co.jp/howto/guide/g_diy/20200512103021.html
波板の軒先の出は100mm以下に設定するのが基本です 。これが長すぎると風で波板がめくれ上がる原因になります。間隔の数字は覚えにくいですが、「母屋は550mm以下、垂木は455mm」だけ覚えておけばOKです。
参考)https://www.komeri.com/contents/howto/html/03800.html
図面を描き始める前に、「建築確認申請が必要かどうか」を必ず確認してください。これを後回しにすると、完成後に撤去を求められるリスクがあります 。
参考)https://yamakoo805.com/media/kiji.php?n=270
たとえば間口2.7m×出幅1.8mのテラス屋根を作ると、面積は4.86㎡になります。この場合は非防火地域なら申請不要ですが、出幅を3mにして幅も3.5mにすれば10.5㎡となり申請が必要になります。これは「A3コピー用紙を65枚並べた面積」ほどのイメージです。
厳しいところですね。2025年4月の建築基準法改正により、テラス屋根のような附属建築物も建築面積に算入されるケースが増え、知らずに設置すると建蔽率をオーバーしてしまう可能性も出てきました 。違法建築になると、売却時や住宅ローン審査で不利になるだけでなく、最悪の場合は撤去命令が届くこともあります 。図面を描く段階で地元の建築指導課に相談しておくのが最も安全です。
参考)https://seisyo-co.jp/column/856/
参考:エクステリアの建築確認申請についての詳細な解説
ジャストネット「エクステリアの建築確認申請について」
図面の構造部分で特に重要なのが「垂木掛け」「垂木」「桁」「母屋」「柱」の5つのパーツの配置です 。これらを図面に書き込む順序と方向を間違えると、組み立て時に大きなロスが出ます。
参考)https://www.youtube.com/watch?v=z3XBulkNBDw
骨組みの各部材の役割を整理しておきましょう。
木材の場合、垂木は30×40mmか45×45mmの角材が一般的です 。アルミ製の既製品キットを選ぶ場合は、YKKAP・三協アルミ・リクシルの規格寸法図(PDFで公開中)をダウンロードして参考にすると、図面作成がスムーズになります。これは使えそうです。
参考)https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1385336733/
参考:YKKAPのテラス屋根規格寸法図(PDF)
YKKAP「サザンテラス 躯体式バルコニー屋根 規格寸法図」
波板の下地(母屋)は40cm前後のピッチが推奨されることもありますが、550mmを超えると積雪時にたわみが生じて強度不足になります 。積雪地域では間隔をさらに詰めることを図面に明記しておくべきです。厳しいですね。
参考)https://kubataasisuto.hatenablog.com/entry/2023/07/01/145132
波板とパイプ(または角材)を使ったDIYなら、材料費の目安は4〜5万円です 。これに対し、業者に施工を依頼した場合の相場は10〜15万円(施工費込み)が一般的で、製品グレードによっては20〜30万円以上になることもあります 。
参考)https://optionkoji.com/useful_blog/terrace-roof-installation-guide/
| 方法 | 費用目安 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 完全DIY(波板+パイプ) | 4〜5万円 | コスト最小 | 強度・防水に個人差がある |
| 市販キット自分で設置 | 8〜15万円 | 品質安定・保証付き | 重量物の一人作業は難しい |
| 業者に依頼 | 10〜30万円以上 | 法的手続き込みで安心 | 費用が高くなる |
DIYで図面から作る場合のコストは、木材・波板・金具類が主な材料費です。ポリカーボネート波板(10枚程度)の材料費は8,000〜12,000円前後、垂木用の角材は1本300〜500円程度でホームセンターで入手できます。結論として、材料だけなら4万円台でのDIYは現実的です。
ただし、図面なしで進めた場合は材料の無駄が出やすく、最終的に業者に頼み直すと費用が余計にかかります。最初に図面をしっかり描くことが、最終的なコスト削減につながる、ということですね。
また、既製品アルミテラス屋根キットの場合、1.5間×4尺サイズで約104,000円(税込114,730円〜)という製品もあります 。DIYの手間と仕上がりの品質を比較したうえで判断するのがよいでしょう。
参考)https://optionkoji.com/useful_blog/terrace-roof-installation-guide/
参考:テラス屋根設置のリフォーム費用と業者選びの参考に
| 借方勘定科目 | 金額 | 貸方 | 摘要 |
|---|---|---|---|
| 租税公課 | 2,600円 | 現金 | 保管場所証明申請手数料(証紙代・非課税) |
| 支払手数料 | 10,000円 | 現金 | 車庫証明代行手数料(税抜) |
| 仮払消費税 | 1,000円 | 現金 | 上記代行手数料の消費税 |
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